2022年10月29日 08:00
人生の時間には限りがあります、できる経験もまた限界があります。
であるならば同じカテゴリーの経験を多くするのか、それともいろいろなカテゴリーの経験をするのか、どちらの方が良いのでしょうか?
料理を例にあげると、フランス料理を100回食べに行くのと10カ国の料理を10回ずつ食べに行くのとではどちらが良いかということです。
前者の場合は、フランス料理をより深くいろいろな店のオリジナル料理や調理法の違いなども楽しめてフランス料理についてはかなりの知識と経験を得ることになります。
後者は、国によっての同じ素材の調理法や味の違い、その国の食文化についての多くの知識と経験を得ることになります。
これは一概にどちらが良いと語れるものではありません、強いて言えば自分の人生にどちらが合っているかということが判断の分かれ目になるのではないでしょうか。
前者はその道のスペシャリスト向け、後者はゼネラリストやアドバイザー向けということになります、これは料理に限らずどのようなカテゴリでも言えることです。
そして自分で選んだ道を自分がメインで行うなら前者が良く、他の人のサポート的役割を行うなら後者の方が良いと言えます、しかし最後は自分の価値観での判断になるでしょう。
ちなみに多くの経営者を見てきていますが、製造系に前者がサービスや商社系に後者が多いようです。
人生の時間には限りがあるのです、時間を有効に使うという意味で言わせてもらえば「何事も中途半端が一番よくない」ということです。
やるのだったらそれを徹底的にやりぬく、やらないのだったらそのこと全てを頭から消去する、物事全てを二者択一で決心すると後悔することも限定的になるでしょう。