2022年10月16日 08:00
例えば事業やダイエット、その他にも音楽やスポーツ、学習に関しても全ての事項に「中弛み現象」というものがあります。
何かを新しく始めた時に最初の数ヶ月ほどは順調に進みます、しかしその後は次々と大きな壁にぶち当たります。
そしてなかなか進まない、思ったようにならないという現象が顕著になります、これが「中弛み」という現象です。
事業の場合にはこの時期が物凄く不安と焦りと恐怖感に襲われます、今にでも止めて逃げ出したくなる時もあります、しかしこの状況は必ずストンと抜けるときがあります。
自転車に例えると解りやすく、一度乗れると不思議にあっという間に身体が記憶してしまいます、それとほぼ同じように事業もある日を境に突如として好転し信じられないくらいに急成長するのです。
何をやっても上手くいかない、今まで一度も成功したことがない、こういう人に共通している事項が「中弛み」の長期化に嫌気をさしてやる気を失ってしまい、次もその次も同じ処で躓いて諦めてしまうからに他なりません。
「中弛み」、これはチャレンジャーの本気さや志の強さを試すための天からの試練だと考えています、でなければ多くの事項に共通して現れることを説明できません。
この「中弛み」に打ち勝って志を継続できる人、それが諦めない人であり幸運を引き寄せられる人、つまりは成功する人なのです。
何をやっても上手くいかない人、よく観察すると必死に行動するのは最初の数ヶ月間で、あとは成果が出ないと直ぐに別の事に気持ちが移ってしまって初心を忘れてしまいます。
天はこの瞬間に手を差し伸べることを中止してしまいます、そして突然厳しい試練を与えてきます。
先日、起業11年の経営者と面談しました、「起業後1度も黒字にならないので止めようかと思う」という相談に「あと1年続けてみてください」とアドバイスしました。
何故なら黒字化がそこまで見えているシグナルが出ているのです、でもその経営者には何も見えていないのです、多くの人がそうなのです、後一転がりで好転するという瞬間が一番苦しく止めたくなってしまうものなのです。