2022年10月 8日 08:00
テレビや新聞などで時々話題になりますが、「最近の若者は生まれたときからテレビゲームがあり、上手くいかなければリセットしてやり直す発想が芽生える」というもの。
それで、「自分の人生を省みて思い通りに行かないと今までの人生をリセットして、やり直しを図ろうとしてしまうのではないか?」というのです。
これ私は凄く疑問に感じているのです、本当にゲーム世代の子供だから簡単にそういうことを考えるものだろうか?
ゲームで育った若者世代と言いますが、それ以前に生まれてきた人も大昔の人も同じように「人生をリセットしたかった」という欲望は必ずあります、私にだって過去100回以上考えたことがあります。
最近の若者はこんな単純な思考ではないと思うのです、私が言うのも説得性が無いのですが、私の思うところでは単純に「子供の育て方を誤った親が増えた」のではないかと思えてなりません。
子供って最も近くに居る人、つまり親を見て確実に思考や性格が形成されます。
医学的な研究では3歳までに多くの思考や性格が形成され、それがベースとなって枝葉の部分が8歳までに形成されるといいます、つまり3歳までの環境や接し方が重要だということです。
若い世代に多いリセット症候群は決してテレビゲームの影響ではありません、そして教育でも何でもありません、世の中や他者のせいにしている親である自分たちが作りだしているに過ぎないのです。