2022年9月19日 08:00
IPO(株式公開)したベンチャー企業の社長さんの話しで「なるほど!」という面白い話しがあります、それは「IPOを発表直後に急に知人が増える」という話しです。
知人といっても本人はまったく知らない人のようです、商談などで「そういえば○○さんが社長のことを良くご存知でしたよ」というような会話がすごく増えたのだそうです。
話しを聞いてみると会った記憶も話した記憶も会社名や名前さえ知らない人なのだそうです、おそらく新聞や経済誌などで記事を読んであたかも知っているということを他者に話しているのではないかと推測しました。
世の中には「ネームドロッパー」という人種がいます、何かにつけて有名人の名前を出す人です、そして自分の豊富なネットワークを誇示するのです。
しかしこれは絶対に上手くいきません、何処かで絶対にばれます、その時は誇っていた人脈の多さという強みが似非であると判断され信用が急落します。
もしかしたら本当に会っていて当人に忘れられているのかもしれません、しかし忘れられるような人なのだからやっぱり知人ではないのです、人脈とは「知っている」という程度では何の意味もありません。
人は本当に有効なる絶対的な人脈はまず他者に話すことはありません、何故ならバックボーンというべき存在なら表面に出すことなく互いに支え合う関係を言うのですから公にはしないものなのです。