2022年7月28日 08:00
昔から、「目は口ほどにものを言う」と言います。
医学的にもまったくその通りの現象になります、つまり人間の本能そのものです。
実は視神経は唯一脳と直結しています、ですから考えたり思ったりしていることが無条件に目の動きに出てしまいます、逆に訓練しても意識して動きに出ないようにすることもできません。
夢を見ている状態をREM睡眠と言います、REM睡眠中は脳が情報処理を行うために左脳と右脳の間を意識が行き来します、これを追いかけるように目がきょろきょろします、ここから「目が跳んでいる状態」を指しREM(Rapid eye movement )睡眠と呼んでいます。
また行動心理学で、「嘘をついているときは目が上、それも特に右上を向く」というのがあります。
これは、「どうごまかしてやろうか」と考えることによって、神経が右脳に集中します、この結果脳に直結している目も右脳の方を見てしまうというものです。
つまり、話をするときにその人の目を見ればその人の話が信頼できるのかどうかが一発で解ります、更には心の奥にしまってあることもある程度把握することができるのです。
これは心理学でも、スピリチュアルでもなんでもありません。
あるキーとなる言葉とその時の目の動きは相当の訓練をしても不一致させることは困難です、この研究と原理は旧ソ連時代に編み出された一つの科学なのです、その後犯罪心理などにも応用されています。
目の動きは目を閉じても解ります、キーとなる言葉と目の動きの原理を知っている人は稀ですが、それを知らずとしても経験から他者の思考していることを読める人は読めます、だから何時も正直に話をすることです。
「心がやましくなければ、不安も恐怖もない」、結局こういうことなのです。