2025年5月26日 11:00
春の訪問で、本丸の庭に薄紫の可愛らしいお花が咲いているのを発見しました!
日当たりのよい場所に群生して元気に咲いています!
本丸を購入したばかりの時はまだオフィスのリノベーションがメインでした、そのため本丸の滞在時間がほとんどなく、そのまま冬を迎えると何処にどこにどんな野草が自生しているのか把握はできなかったのですが、春の訪問で一斉に開花したことで初めて全貌がわかるようになってきました!
さっそく調べてみるとショカツサイ(諸葛菜)という植物でした!
秋以降に発芽し若苗の状態で越冬、春になると3月中旬から5月頃まで一斉にに開花結実して、梅雨前にはタネを残して枯れてしまうアブラナ科の越年草です。
江戸時代に中国の紫金山(しきんさん)より種子が持ち込まれ、「シキンソウ(紫金草)」として積極的に広められたことで現在では日本中で野生化しているのだそうです。
和名の「オオアラセイトウ(大紫羅欄花) 」、別名「ムラサキハナナ(紫花菜)」「ハナダイコン(花大根)」などとも呼ばれ、このように呼び名が多いのは、その繁殖力の強さから日本中であちこちに広ったことで、あちこちで名づけられたのでしょう。
群生しているショカツサイの姿は、みなさんも目にしたことがあるかもしれません!
花はエディブルフラワーで、若芽も茎も水にさらして苦みを取れば生で食べることができます!
今回は若苗の時期のショカツサイの味見はできませんでしたが、また次期の楽しみにしましょう!
花が咲いてしまうと硬くなって食すには時期的に遅いという情報を見て一瞬あきらめかけますが、野草研究が好きなわたしたちはそこで食い下がりません(笑、柔らかそうなところなら食べられるはずだ、と食べることにしました!
柔らかい葉の部分と花の部分もお浸しにしてみます。
大当たり、まったく硬くはなく美味しく食べることができました!
菜の花の味わいを持った、非常に美味しい野草でした!!!
5月に入るとさすがに硬くなっていたため、柔らかい葉のみ。
少し硬いですが十分美味しく食べることができました!
ショカツサイという不思議な名前の由来ですが、諸葛孔明は出陣の先々で種子をまき、兵士の食糧となるようショカツサイを栽培させたのだそう。
種を植え育ったところを食しながら兵を進めていたなんて、よほど繁殖力の強い植物であることの証明ですよね!
可愛らしい見た目とは裏腹のたくましい野草、本当に美味しく大好きな植物のひとつになりました!
******