
代表のオフィスや本丸のほか、どこでもよく見かけます。
体長は2~4cmほどで、メスの方がオスよりもひと回り大きく、指先にある丸い吸盤でツルツルとしたガラス面や垂直な壁、細い草の茎もすいすい登ることができる身近でおなじみのカエルです。
基本の体色は鮮やかな黄緑色ですが、周りの背景や温度・湿度・明るさに合わせて褐色や灰褐色、まだら模様へと自在に変化させる能力を持っています。
顔の鼻先から目を通って鼓膜へと伸びる黒褐色の帯模様が本種を見分ける大きなポイントです。
繁殖期の4~8月頃になると水田や池などの水辺に集まり、オスは喉にある鳴嚢(めいのう)という袋を大きく膨らませて「ゲッゲッゲッ」と大きな声で鳴き交わします。
※鳴嚢(めいのう):オスのカエルが持つ左右の咽頭壁等にある柔らかな薄い膜でできた嚢
低気圧が近づいて湿度が高まると雨が降る前に鳴き声をあげる雨鳴きの習性にちなんで名前はつけられました。
水辺に産みつけられた卵は数日~1週間ほどでオタマジャクシになり、1~2ヶ月かけてカエルの姿へと変態して陸に上がり、冬は地中や落ち葉の下で冬眠します。
皮膚からは細菌を防ぐ微量の毒が分泌されているため、観察した後など、触った手で目や口を擦らず必ず手を洗う必要があります。
優れた登はん力や体色変化、雨を予知するかのような歌声など身近な野生動物としての魅力に満ち溢れた存在です。
学名:Dryophytes japonicus
分類:両生綱無尾目アマガエル科
活動時期:4~10月

代表のオフィスの作物に悪さをしていたかもしれません。
メスは体長約40~42mmと大柄ですが、オスは約25mmとメスの半分ほどしかなく、先端が尖った頭部とずんぐりとしたフォルムが特徴的なバッタです。
周囲の環境に溶け込むように緑色型と褐色型の2タイプの体色が存在します。
イネ科の細い葉を好む多くのバッタとは異なり、サツマイモやシソ、フキなどの広葉植物を好んで食べる食性を持ち、空き地よりも家庭菜園や農地、庭先でよく見られます。
土の中で卵のまま越冬して初夏に孵化し、成虫は晩夏から晩秋にかけて活発に活動します。
名前の由来は小さなオスが大きなメスの背中に乗る「おんぶ」の姿からですが、これは他のオスにメスを奪われないように独占する「配偶者防衛」という生き残り戦略でもあります。
独自の食性としっかりとした繁殖戦略を秘めた菜園や身近な草むらでおなじみの昆虫です。
学名:Atractomorpha lata
分類:バッタ目オンブバッタ科
活動時期:8~11月

代表のオフィスの畑のトマトの葉で何か獲物を狙っているような場面に遭遇しました。
体長は約20〜25mm前後で、スマートな体型が多いヒメバチの仲間の中では比較的大型で存在感のあるサイズで、全体的に黒褐色をしたシックな体色で、最大のチャームポイントは触角の中央部や背中の小盾板(しょうじゅんばん)、額の側部などに入るくっきりとした白い模様です。
翅(はね)は全体的に黒褐色を帯び、脚も黒色が基調ですが、前脚の一部が白みを帯びるなど個体差が見られるのも魅力です。
人を刺して攻撃してくるハチではなく、チョウやガの幼虫や蛹などに寄生して育つ「寄生蜂」の一種として知られています。
メスは産卵するためのターゲットを探し求めて、葉の上などをせわしなく歩き回ったり飛び回ったりする独特な習性を持っています。
名前の「ヒメバチ」はスレンダーな体を「姫」に見立てたことに由来し、「イヨ」は最初に採集・記録された地である愛媛県の旧国名・伊予地方にちなむとされています。
黒地に白いワンポイントが映えるシックな装いと、静かで奥深い生態を持つ興味深い生き物です。
学名:Amblyjoppa proteus satanas
分類:ハチ目ヒメバチ科
活動時期:5~9月

代表の本丸ロッジの樹木のいたるところの葉裏でたくさん見かけます。
体長は約56~60mmほどで、北海道から九州まで広く分布し、市街地の公園から山林に至るまで日常で最も親しまれているセミです。
最大の特徴は翅全体が不透明な茶褐色の斑模様になっていることで、世界のセミの大半が透明な翅を持つ中で非常に珍しい姿をしています。
「ジリジリジリ・・・」という連続した激しい鳴き声が、鍋で油を熱した時の音や揚げ物をしている音に似ていることが名前の由来とされ、油紙のような褐色の翅の質感に由来するという説もあります。
頭部から前胸部は黒褐色で背中には緑色や褐色の模様が入り、サクラやナシなどのバラ科の樹木やケヤキを好んでその樹液を吸います。
気温が高すぎる真夏の日中は鳴きやみ、少し涼しくなる午後から夕方にかけて盛んに鳴く性質を持っています。
「成虫の寿命は1週間」と長年言われてきましたが、実際には外敵などを避けることができれば約3週間~1ヶ月ほど生きることが判明しており、地中で3~5年ほど過ごした後に地上へと出てきます。
どこにでもいる身近な存在でありながら、世界的には実にユニークな不透明の翅を持ち、夏の深まりを力強く感じさせてくれる魅力的な生き物です。
学名:Graptopsaltrianigrofuscata
分類:カメムシ目セミ科
活動時期:7~9月

代表の本丸ロッジのいたるところで見かけます。
翅(はね)を含めた全長は40~50mmほどの中型のセミで、赤褐色から茶褐色をベースに緑色や黒の斑紋が入り、個体ごとの色彩変異が大きいのが特徴です。
オスの腹部は鳴き声を響かせるための共鳴室が発達しており、メスよりも長く太い形をしています。
最大の特徴である「カナカナカナ・・・」という金属的で甲高い鳴き声は、日本では秋の訪れを感じさせる哀愁を帯びた音色として愛されていますが、実際は早く6月下旬~7月の梅雨時から鳴き始めています。
スギやヒノキ、広葉樹などの薄暗く湿気のある林を好み、光や気温の変化に敏感なため、主に朝夕の涼しい時間帯や薄暗い雨天時に鳴き声を響かせます。
また、アブラゼミなどの抜け殻がツヤ消しのマット状であるのに対し、ヒグラシの抜け殻は小ぶりで表面に強い光沢(ツヤ)がある明るい飴色をしているのも面白い識別点です。
名前は夕暮れ時の「日暮れ」に盛んに鳴くことに由来し、漢字では「蜩」や「日暮」と書かれます。
哀愁ある鳴き声のイメージに反して早くから活動し、ツヤツヤとした美しい抜け殻を残すなど、知るほどに風情と発見に満ちた生き物と言えます。
学名:Tannajaponensis
分類:カメムシ目セミ科