ユニバーサルプレーヤーの実力の程は?-1~パイオニア DV-S747A
2024年2月29日 08:00
ホームシアター道楽封印まで寝室のサブシステムで使っていたユニバーサルプレーヤーが、このパイオニアDV-S747A(2001年発売、定価10万円)です。
アンプやスピーカーは何故かパイオニア製品を持っていない私ですが、ことデジタルプレーヤー製品に関しては昔からパイオニアを好んで使ってしまうのです。
やはりパイオニアはLDにおける実績と功績は大きいですね、特に私の年代の人には安心感が違います。
パイオニア DV-S747A
音質確認中、下のプリメインアンプはオンキョーのA-5VL(VLデジタルアンプ)
当時は眩かったパイオニアゴールドも今の時代には何故か古さを感じます
このパイオニアDV-S747AですがホームシアターでのDVD再生でも有効に使っていたのですが、SACDやCD再生での音質がなかなかで途中ハイファイオーディオのSACDプレーヤーとしても活用していた時期があります。
今回、改めて音出ししてみたのですが記憶は正しかったようで、DVDの音質もさることながらSACDやCD再生の音質がなかなかシャープでありながらも聴きやすい音色です。
難を言えば、最新のCDプレーヤーと聴き比べてしまうと低音域が豊かなのに切れが悪くちょっともたつく感じがしますが、中高音域は綺麗に響き個人的にはけっこう好みな音色です。
当時、このDV-S747AはSACDが再生できて10万円であり、「10万円で30万円クラスの性能を持つ」と当時は話題を集めた大人気だった機種です。
当時はハイコストパフォーマンス機として大ヒット製品だったのですが、本当にデジタルオーディオ製品の歴史とは儚く非情なものだと思います。
尚、音出しテスト中に気付いたのですが、パワーオン後にトレイをオープンしてCDをセットしようとすると、トレイが勝手に引っこんでしまう瑕疵が見つかりフルオーバーホールの見積もりを取ったら14万円、なんと当時の販売価格以上なのでビックリです。
オーバーホール代が高価なので壊れても良いようにとオーディオショップのネットモールで美品中古を見つけて即購入、ということで現在2台所有しています。
何と同じ機種が2台
目的がないとこういう無駄事はできませんね
ちなみにデジタル出力が有りますので最新のDACを繋いで聴いてみました、なんと一気に時代が縮まりシャープで締まった音色に変わりました。
なるほど、そういうことですね。
古いCDプレーヤーやDVDプレーヤーをお持ちの方、買い直すのも良いのですが最新の高音質に変える方法は外付けDACを繋げばいいのです。
ただ、高音質DACを買う予算で最新のユニバーサルプレーヤーが買えてしまうのですけれど。