プロフェッショナル仕様の中型モニタースピーカーを検証~JBL Control 5Plus
2024年2月22日 08:00
ある時はホームシアターシステムのフロントスピーカーを務め、ある時はサブシステムのスピーカーを受け持ち、ある時は中型ブックシェルフスピーカーのリファレンスを務め、ある時はミドルレンジアンプのリファレンススピーカーを務め、あるときは各種の実験用モニタースピーカーを務める。
こんな各種の使い方をされ続け、私の元で30年近く頑張り続けているのがJBL Control 5Plus(1991年発売、ペアで8.4万円)です。
JBL Control 5Plus
新開発コーンの20Cmウーハー(スペックでは20Cmとなっていますが実測での有効稼動部の直径は18.7Cmでした)に2.5mmのバランスドライブ型のツイーターを搭載したバスレフ型の中型ブックシェルフです。
モニタースピーカーだけあって、かなり荒っぽい使い方をしてもびくともしないのは流石です。
音質は伝統のJBLサウンドそのもので、カラッとした極めて明るく元気の良い音質です。
少しオーバー気味にパワーをかけた方が鳴りが良いようで、低音域から中音域の押し出し感はサンスイのアンプに極めて相性が良いです。
現在は、メインで使われる事も無く主にストックされているだけですが、ときどきじっくりと聴き込みたい事がある不思議な存在です。
一緒に購入したControl 1が、窓際に置いておいて1シーズンでコーンのエッジがボロボロになって廃棄、一時期はセットでホームシアターのフロント/サラウンドで豪快な音を醸し出していたのを記憶しています。
まさか音質チェック用に作られたモニタースピーカーをホームシアターのフロント/サラウンドで使うなんて、おそらく私くらいでしょう。