
代表のオフィスの庭に背丈近く育ったなかなかのナンテンがあり、建物の方角からすると鬼門の方向なので、代表が鬼門の抑えとして残置する方針を立てます。

一方で裏へ行く通行の障害になったり、よく見ると犬走りに干渉しながら生えています。
前住民の方の庭の整備状況を分析すると計画的に植えたものではなく、自生してそのまま放置したような感じです。
一旦、鬼門の抑えとして方針を立てて帰ってきますが、整備構想の打合せの中ではどうするか再検討となり、もう一度現場を確認して最終決定することに・・・。

一ヶ月後、現場に行くと、
「鬼門の抑えが無い!!」
言葉を失っていると、オフィスの改修工事を監督してくださっている棟梁が
「ここにあったナンテンは足場の邪魔になるから切ったぞ!」
とあっさり。
現場で確認して最終決定するまでもなく、イヌツゲと同様にまたもや改修工事の影響で撤去となりました。

結論としては、代表も
「あそこにあれだけのナンテンがあっては、鬼門の抑え以上に通行障害や建物への悪影響が大きいので切ってもらって正解!」
と。
ナンテンの生命力・繁殖力は半端がないので別の場所で活躍していただくこととなりました。

代表が購入しオフィスにしようとしている敷地の5月に咲いていたシャクナゲは、咲き方が控えめでなんとなくバランスが取れていないなぁと思っていると、代表が「ハサミ」と。
ん?と思いつつ、前住民のかたが残していった剪定ばさみを渡すと、おもむろに剪定し始めます。

バチバチ勢いよく切っていくので、大丈夫なのか?と思っていると、
「これで良し!」と、代表。
続けて「ここも切るか?」と少し横に伸びた感じの枝を問われます。
もう少し整えた方がよさそうだったので「はい」と答えると、また、迷いもなくパチリ!

「庭師でもないのにすげぇな」と思いつつ、とてもすっきりしました。
代表は「これで来年どうなるか」と愉しみな様子。
私は建物に邪魔になるような不要な枝を伐採した経験はたくさんありますが、花がきれいに咲くものの手入れはほとんどしたことが無かったので、こうやってやるのかととても勉強になりました。
なお、隣にあった竹は外部の改修工事で足場を設置するのに邪魔になるので棟梁が事前に伐採してくださいました。

代表のオフィスの玄関先の2本のツゲ(柘植)が突如消えてしまいました。

というのも、オフィスの改修工事が決定し、金属屋根や外壁の塗装を行うことになったためで、足場を設置するにあたりツゲの木が障害となるため、工事を監督していただいているお隣の棟梁が伐採してくださいました。
代表はというと、思案されていたのはきれいに丸く剪定された人工的な形が気になっていたようで、どのようにしたら自然形にできるかシミュレーションしていたようです。
代表としては結果的に問題なかったようで、伐採され、このまま枯れるのか新しい芽が出てくるのか、自然に任せるとのことです。

代表のオフィスの玄関先に2本のツゲ(柘植)が植えられています。

ツゲの木は成長が遅く年輪が詰まっていることから「堅実・忍耐」の象徴とされ、さらに「家が代々継げ(ツゲ)」るようにという縁起の良い語呂合わせから「家運の繁栄」と「魔除け」を願うために古くから親しまれていたので植えられたのかもしれません。
さらに、ツゲは緻密で強靭な木材であるため、古来から神聖な木とされ悪い運気や邪気が家に入り込むのを防ぐ「結界」のような役割があると信じられていたほか、「対(つい)の植栽」により格式高い印象を与え、建物の外観を美しく引き立てる効果を期待していたのかもしれません。
そして、庭師による剪定によりきれいに形が整えられていたようです。
まあまあ大きくなって通行などに邪魔になりつつあるツゲと日本家屋の独特玄関アプローチの雰囲気を感じながら代表の顔色を伺うと何か思案している様子。
と、「どうする?」と聞かれます。
どうすると聞かれても魔除けを切ったりしたら悪魔が建物内に入ってきますとも言えないし、「大きすぎるので何とかしたいですね」と、やや濁した回答で代表の思考を探ります。

代表のオフィスの裏の少し日陰になる部分にミョウガが生えています。
おそらく、前住人の方が植え付けたのだろうと思います。
管理されていた様子はないので、必要とあらば自然に出てきたものを収穫していたのではないかと推測します。
女子社員の秘めた思いをくみ取る代表は
「ミョウガ畑を作るぞ!」
と。
改修工事真っ最中なのでまだまだ先になりますが、現在自生しているものを採りつつ徐々に整備することとします。