シダとアイビーに埋もれながらも元気に育っているギボウシの鉢植えです、ギボウシは元々は自然の山野で自生していた山野草でしたが、近年に園芸用に改良されながら栽培されガーデンのグランドカバー用や鉢植えにされ売られています。
冬前に綺麗に地上部が枯れ上がり何も形跡が無くなってしまいますが春になれば再び綺麗な葉を出してきます、また夏の終わりに花茎を伸ばして紫色の花を咲かせます。
涼しげな葉形の斑入りギボウシ
ガーデニングで上手く使えば涼しげなグランドカバーとなります

猛暑を避けるために日陰に避難させたギボウシ
避難させた甲斐もなく葉が全て枯れてしまいましたが秋に復活しました
水だけで維持できるのでフリーメンテナンスの優れもの

地方オフィスのガーデニング素材としてグランドカバー的に各所に用いられているシランです、紫色の美しい花を咲かせる蘭なので紫蘭(シラン)と命名されています、春先は葉も黄緑色で綺麗ですが夏には葉も枯れ始め見た目も悪くなるので好みが別れる草花です。
上手く育てればガーデニングのグランドカバーとしてメインツリーの根元を飾り大変見ごたえがあるのですが、夏場の水枯れに弱く手入れが行き届かないと美しい葉色を維持するのは大変です、まめな人向けの草花といえます。
春先のシランは最も美しい

昨年購入した住居の庭のあちらこちらにマツバギクが植えられていました、マツバギクは南アフリカ原産の多肉植物の一種で2つの属があります、一つは赤紫の花を咲かせるデロスパルマでもう一つは黄色や真っ赤な花を咲かせるランプランサスです。
多肉植物だけあって何れも日当たりの良い場所を選び乾燥にはぺっぽう強いです、逆に湿地帯だと枯れてしまいます、また庭のグランドカバーに用いると勝手にどんどん増えていき年に一度は根元近くまで刈り込んであげないと手が付けられなくなります。
1株植えただけで勝手にどんどん広がっていくデロスパルマ
道路の方まで伸びていたので根元近くまで強剪定してもこの勢いで繁殖します

よく見ると可憐な花でちょっとしたグランドカバーに用いると大変使いやすいと思います

糸のように細い茎と葉で可憐な黄色い花を咲かせるイトバハルシャギクは昔から野草ファンに愛され続けています、ガーデニングでの樹木の下を埋めるグランドカバーや鉢植えで大事に育てられています。
キク科の植物ですが花の形は小さなヒマワリのようです、「春に車輪のような花を咲かせる細い葉のキク」という意味から「細葉春車菊」と名ずけられました。
アメリカ原産で園芸店では英名の「コレオプシス」として売られている例が多く、近年では改良された赤い色や八重咲のものも出回っています。
シランの下に埋もれるように咲くイトバハルシャギク

イトバという名が示すように葉は非常に細長く糸のようです

多年草の宿根草で冬に土を掘り根を確保さえすれば、その根を鉢に向きなどを気にせず適当に植えるだけで春には勝手に生えてきます、非常に生命力が有るので扱いやすい園芸山野草です。