園芸の世界には「吊りシノブ」というものがあります、これはシダ類であるシノブをミズゴケで作ったボールに巻き付けてシノブの涼しげな情景を愉しむもので吊りシノブ専門で作っている業者もいます。
その吊りシノブを手軽にテラリウムで楽しめないかと考えて園芸用品の吊りガラスボールがあるのを思い出して早々に作ってみました、作り方は非常に簡単です、ガラスボールにミズゴケを詰めてシノブの根茎を差し込むだけです。
時々水分を与えれば勝手に温度さえ合えば芽を出し涼しげな葉をどんどん出してくれます、葉が出てきたらミズゴケだけでは見栄えが良くないので化粧用にミズゴケの表面に容姿が似ているシノブゴケを敷き詰めます。
吊りシノブならぬ吊りシノブテラリウムを作ってみました

こうやって吊るして愉しみます

☆創作ノート
・シダ トキワシノブ
・コケ シノブゴケ
・ソイル ミズゴケ
・ケース 吊りガラスボール(直径12Cm)
アクアリウムによく使われるゴツゴツした岩を表現できる黒斧石にシノブゴケを活着させて自然石盆景を創作しました、活着にはじっくりと手間と時間をかけてコケを育成させる「蒔きゴケ」という手法を用いています。
綺麗に自然活着させると強く引っ張っても石の細かな隙間に活着しているので取れません、そして時々スプレーで水分を与えるだけで綺麗なコケの姿を維持できます。
一旦完成するとこれだけでもコケ盆景+水石として愉しめますが、中規模のビバリウムなどに使うと綺麗にまとめることができます、いろいろな使い方ができるので一度創作すると便利に使えます。
苔の生えた川辺の岩を模した石活着コケ盆景

☆創作ノート
・コケ シノブゴケ
・装飾素材 黒斧石(こくぶせき)<大型:長辺28Cm>
・盆 和皿
100均で買った小型のガラス製スパイスキーパーを使ってコケテラリウムを創作しました、蓋をして密閉させると何もしなくても半年以上は飾っておけるのでズボラな私にはこのスタイルのテラリウムが向いているようです。
密閉してもコケの呼吸によってガスの循環が行われるのでコケが成長できます、基本は室内の明るい場所に置きますがほぼ陽の当らない場所でも徒長気味になりますがコケが枯れることはありません。
ガラス容器の中に自然を取り込んだコケテラリウム
密閉容器の中で生き続けます

☆創作ノート
・コケ シノブゴケ
・装飾素材 小石(青チャート)
・ソイル アクアリウム用珪砂(GEX)
・ケース ガラス製スパイスキーパー(直径5Cm)
オープンなガラス製の水盤にコケをびっしりと引き詰めて山野草とシダをアクセントにした夏の山道の日陰を再現したオープンテラリウムを造りました、コケは乾燥に強いホソバシラガゴケを使用してオープンテラリウムにしても手間がかからないようにしています。
アクセントの山野草は山肌にびっしりと生えるイワタバコと手前にシダ類のアスヒカズラを植えています、イワタバコはホソバオキナゴケに移植するように植えています、こうすることでコケがイワタバコのソイルとなります、尚背景に枯れ枝を配置しより山道に近い風景を模しています。
1週間に1度くらい霧吹きでたっぷりと水分を与えれば1年以上は維持できます、イワタバコは気温が下がると枯れてしまいますので枯葉を取り除けば春にはまた芽を出してくれます。
オープンなガラス製水盤で創作したコケ&山野草テラリウム
夏の日陰のある山肌を再現しました

☆創作ノート
・コケ ホソバオキナゴケ
・シダ アスヒカズラ
・山野草 イワタバコ
・装飾素材 枯れ枝
・ソイル コケ専用ソイル(華みやび)、アクアリウム用洗浄済小石(GEX)
・ケース ガラス製水盤
内径18mmの試験管でコケテラリウムを実験的に造りました、これの凄いところは1年以上も経って水もあげてないのにずっと湿度を保ち生き続けていることです。
手間いらずで身近に生きたコケを堪能できる試験管コケテラリウム、いろいろなコケでチャレンジしています、ただ製作にはかなりコツが要ります、普通のピンセットでは上手く植えることができません、そこで水槽用の長いピンセットとトリミング用のハサミを使って植えました。
試験管コケテラリウム

拡大図

保湿性の高いソイルを使ったので逆さにしても落ちません

☆創作ノート
・コケ ヒノキゴケ、スギゴケ
・ソイル ピートモス、バーミキュライト
・ケース 内径18mm試験管、コルク蓋