蝦夷松(エゾマツ)の自然樹形でのミニ盆栽です、自然な樹形になるように横枝や脇枝を透かし剪定しただけで樹形を強制的に作り上げていません。
蝦夷松は北海道に自生する松でトドマツとともに「北海道の木」に指定されています、種はできますが自然では種ではほとんど芽吹きせず倒木再生によって種を保存しています。
本盆栽は珍しい蝦夷松の実生で、実生2年苗を保険の意味で12鉢購入し1年育てた後に鉢上げしています、透かし剪定を施し2本植えのミニ盆栽にしてみました。
実生3年生蝦夷松(エゾマツ)のミニ盆栽(2本植え自然木)
海岸沿いに自生し曲がりながらも強風に耐える自然の姿を模しています

育成中の希少な実生2年生の蝦夷松
半数は植物育成に目覚めたスタッフに分けてあげました

☆創作ノート
・樹木 蝦夷松(エゾマツ)
・樹形 自然木
・鉢 素焼ミニ角鉢
私が盆栽にはまったきっかけとなった何とも言えない日本のワビサビを感じる樹木である糸魚川真柏、その糸魚川真柏の豆盆栽です。
豆盆栽とは概ね樹高が5Cm以下の極小サイズの盆栽を指し机の上などどこにも置けるので近年特に人気を博しています、本品は脇枝を挿し木して育てて3年ほどのものでかなり畳み込んで樹高4Cmと在り得ないまでの小ささにしています。
樹形は王道の「模様木(もようぎ)」で豆盆栽ながらも極めてダイナミックな樹形です、これだけ小さいにも関わらずしっかり樹形やジンやシャリなどの細工も施されています、本当にプロの仕上げは大いに参考になります。
本品は樹形を整えるための針金がまだ残っていますが、おそらく樹形は固まっていると思いますので近く外したいと思います。
糸魚川真柏-豆盆栽(模様木)

☆創作ノート
・樹木 糸魚川真柏
・樹形 模様木
・鉢 化粧豆丸鉢
私が盆栽にはまったきっかけとなった何とも言えない日本のワビサビを感じる樹木である糸魚川真柏、その糸魚川真柏のミニ盆栽です、ミニ盆栽とは概ね樹高が10Cm以下のものを指します、幹の太さなどからおそらく5年生くらいの2~30Cmほどの樹高の糸魚川真柏を剪定と針金で折り畳み樹高9Cmに仕上げています。
樹形は王道の「模様木(もようぎ)」で実にミニ盆栽ながらも安定感のある樹形です、近年では更に小さな豆盆栽というジャンルもできており本当に小さく仕上げていますがしっかり樹形やジンなどの細工も施されています、さすがプロの仕上げは参考になります。
本品は樹形を整えるための針金がまだ残っていますが、おそらく樹形は固まっていると思いますので近く外したいと思います。
糸魚川真柏-ミニ盆栽(模様木)

☆創作ノート
・樹木 糸魚川真柏
・樹形 模様木
・鉢 化粧ミニ丸鉢
私が盆栽にはまったきっかけとなった何とも言えない日本のワビサビを感じる樹木である糸魚川真柏、その糸魚川真柏の中で一番気に入っているのが小品盆栽です、小品盆栽とは概ね樹高が20Cm以下のものを指します、幹の太さなどからおそらく10年生くらいの4~50Cmほどの樹高の糸魚川真柏を剪定と針金で折り畳み樹高15Cmに仕上げています。
買ってきてから約2年が経ちだいぶ樹形が乱れてきました、そろそろ剪定と樹形の立て直しを行わないといけません、突き出た皮を剥いた枝は糸魚川真柏の盆栽でよく見られるジンと呼ばれる細工で自然樹木では風などにより風化した枝を模しています。
この樹形は「懸崖(けんがい)」といい崖に生えた木が山風に煽られ谷に向かって枝を伸ばした様を表しています、本品は「懸崖」でも主幹が効き枝ではなく脇枝が効き枝になっているので正確には「半懸崖」と呼ばれる樹形となっています。
糸魚川真柏-小品盆栽(懸崖)

☆創作ノート
・樹木 糸魚川真柏
・樹形 半懸崖(はんけんがい)
・鉢 岩を模した化粧鉢
イロハモミジの実生苗を8本ほど軽石鉢に植え盆景素材にしています、昨年暮れにかなり短く刈り込んだのですがしっかり新芽が芽吹いてくれました、ただ2本は芽が出ずに枯れてしまいました、やはり強剪定はやりすぎに注意です。
盆景で使用してもテラリウムでも利用できるかと思います、モミジは乾燥に強いほうですが軽石鉢はすぐ水が乾燥してしまいますので管理が大変ですが山の風景を模すにはこういった軽石鉢に定着させるといろいろと楽しめると思います。
軽石鉢にイロハモミジの実生苗を定植した盆景
昨年末に枯れた葉を落として短く刈り込みましたが元気に復活しました

昨年の暮れはこんな状態でしたので葉を全部切り半分の長さに強剪定しました
シダやコケと同じ場所で管理していたので軽石鉢にシダやコケが自然発生しています

☆創作ノート
・樹木 イロハモミジ
・盆 軽石鉢