2025年7月25日 08:00
私が盆栽にはまったきっかけとなった何とも言えない日本のワビサビを感じる樹木である糸魚川真柏、その糸魚川真柏の中で一番気に入っているのが小品盆栽です、小品盆栽とは概ね樹高が20Cm以下のものを指します、幹の太さなどからおそらく10年生くらいの4~50Cmほどの樹高の糸魚川真柏を剪定と針金で折り畳み樹高15Cmに仕上げています。
買ってきてから約2年が経ちだいぶ樹形が乱れてきました、そろそろ剪定と樹形の立て直しを行わないといけません、突き出た皮を剥いた枝は糸魚川真柏の盆栽でよく見られるジンと呼ばれる細工で自然樹木では風などにより風化した枝を模しています。
この樹形は「懸崖(けんがい)」といい崖に生えた木が山風に煽られ谷に向かって枝を伸ばした様を表しています、本品は「懸崖」でも主幹が効き枝ではなく脇枝が効き枝になっているので正確には「半懸崖」と呼ばれる樹形となっています。
糸魚川真柏-小品盆栽(懸崖)
☆創作ノート
・樹木 糸魚川真柏
・樹形 半懸崖(はんけんがい)
・鉢 岩を模した化粧鉢