大小の筒形ボトルに入れた標本型コケテラリウムが現在多数売られています、小さなものでは試験管に大きなものでも直径12Cmほどのロングシャーレ型のガラス容器で造られます。
価格はコケの種類によって異なりますが、一番安い直径2Cmほどの試験管型で1~2,000円ほど、ロングシャーレ型では3~5,000円ほどです。
私は生態観察記録を目的に新たにコケを入手する度に標本型コケテラリウムを造っています、今回はそういった標本型コケテラリウムのホソウリゴケ版です。
ホソウリゴケは地球上で最も多いコケではないかと思うほどどこにでも自生しています、ただ不思議なことに山野ではなく人里に多く自生しており電柱やビルの壁に道路脇とどこでも見ることができ、多くの人の中でのコケのイメージがこのホソウリゴケではないかと思います。
ホソウリゴケが人里に多く自生できるのは非常に乾燥に強いことがあげられます、乾燥すると黒っぽくなりカビのように見えます、ところが雨が降ると色鮮やかな明るい緑色になり山のように盛り上がってきます、この盛り上がった際に古い仮根がスポンジ状になり水分を蓄えるのに機能します。
盆栽などではこの機能を生かして鉢の土が乾燥するのを防止するためにホソウリゴケを多用しています、逆にコケなのに多湿には弱くテラリウムに用いると多湿によって腐ってしまいます、したがって標本にするなら蓋をしないでオープンな状態で飼育し土が乾燥したら水分を与えるようにすれば成長を愉しむことができます、完全成長したホソウリゴケは非常に感触がよく動物の皮膚のようです。
ホソウリゴケを使った標本型コケテラリウム
加湿すると蒸れて腐ってしまうのでガラス容器では管理が大変です

ホソウリゴケ(拡大)
一つの個体は極めて細くて小さい

完全成長したホソウリゴケの感触は毛並みの良い動物の皮膚のようです

☆創作ノート
・コケ ホソウリゴケ
・ソイル アクアリウム用珪砂(スマイルペットクラブ)
・ケース 小型ロングシャーレ(9Cm長)
大小の筒形ボトルに入れた標本型コケテラリウムが現在多数売られています、小さなものでは試験管に大きなものでも直径12Cmほどのロングシャーレ型のガラス容器で造られます。
価格はコケの種類によって異なりますが、一番安い直径2Cmほどの試験管型で1~2,000円ほど、ロングシャーレ型では3~5,000円ほどです。
私は生態観察記録を目的に新たにコケを入手する度に標本型コケテラリウムを造っています、今回はそういった標本型コケテラリウムのカモジゴケ版です。
カモジゴケは日本髪を結うときに使用する添え髪であるカモジに形が似ていることから名づけられたコケで葉の向きがランダムで葉先がカールしています、アラハシラガゴケの葉を長くしてカールさせたような葉形で大きく育つとフサフサと茂りなかなか見ごたえのあるコケです。
テラリウムでは芝生などに模されてテラリウム向きというよりもコケジオラマ的に使うと良いかもしれません、メインになるコケではなくメインになるコケやシダなどを目立たさせる脇役的なコケです。
カモジゴケを使った標本型コケテラリウム
葉先がカールしているので牧場や草原を模すのに向いている

カモジゴケ(拡大)
拡大するとシッポゴケに似ているが葉長が短く先端が内側にカールしている

☆創作ノート
・コケ カモジゴケ
・ソイル コケ専用ソイル(華みやび)、アクアリウム用洗浄済小石(GEX)
・ケース ロングシャーレ(9Cm長)
大小の筒形ボトルに入れた標本型コケテラリウムが現在多数売られています、小さなものでは試験管に大きなものでも直径12Cmほどのロングシャーレ型のガラス容器で造られます。
価格はコケの種類によって異なりますが、一番安い直径2Cmほどの試験管型で1~2,000円ほど、ロングシャーレ型では3~5,000円ほどです。
私は生態観察記録を目的に新たにコケを入手する度に標本型コケテラリウムを造っています、今回はそういった標本型コケテラリウムのアラハシラガゴケ版です。
アラハシラガゴケはホソバオキナゴケと共にヤマゴケの通称を持つコケで山形の小さなコロニーを形成して広がっていきます、この2つのコケは間違われやすいのですが見分ける方法はホソバオキナゴケは葉の向きが同じ方向に向いているのに対してアラハシラガゴケはランダムな方向に向いています、また若干アラハシラガゴケの方が1枚の葉が広いです。
アラハシラガゴケはコケの中では乾燥に耐性があるほうですが完全に乾燥すると表面が白くなりカサカサになります、ただ霧吹きで水分を与えるとすぐに復活します、その意味ではテラリウムなどには扱いやすいコケだと言えます。
アラハシラガゴケを使った標本型コケテラリウム
山のようなコロニーを形成しながら成長していく

アラハシラガゴケ(拡大)
ホソバオキナゴケと似ているが葉の向きがランダムになっている

☆創作ノート
・コケ アラハシラガゴケ
・ソイル コケ専用ソイル(華みやび)、アクアリウム用洗浄済小石(GEX)
・ケース ロングシャーレ(9Cm長)
大小の筒形ボトルに入れた標本型コケテラリウムが現在多数売られています、小さなものでは試験管に大きなものでも直径12Cmほどのロングシャーレ型のガラス容器で造られます。
価格はコケの種類によって異なりますが、一番安い直径2Cmほどの試験管型で1~2,000円ほど、ロングシャーレ型では3~5,000円ほどです。
私は生態観察記録を目的に新たにコケを入手する度に標本型コケテラリウムを造っています、今回はそういった標本型コケテラリウムのフデゴケ版です。
フデゴケはシッポゴケ属のコケでシッポゴケに比べて細長い葉形をしています、新しい葉が明るい黄緑色で古い葉が深緑色ですのでコントラストが大変綺麗で猫などの動物のシッポのようにも見えますのでファンも多いです。
コントラストを活用しレイアウト次第では豪華なテラリウムに仕上げることができます、小型のテラリウムでは非常に見ごたえのするコケです。
フデゴケを使った標本型コケテラリウム
深緑と明るい黄緑色のコントラストを生かして上手に使うと非常に見ごたえのあるコケ

フデゴケ(拡大)
動物のシッポのような形状をしています
先だけが明るい緑色で黒っぽい色に明るい緑のコントラストが何とも美しい

☆創作ノート
・コケ フデゴケ
・ソイル コケ専用ソイル(華みやび)、アクアリウム用洗浄済小石(GEX)
・ケース ロングシャーレ(9Cm長)
大小の筒形ボトルに入れた標本型コケテラリウムが現在多数売られています、小さなものでは試験管に大きなものでも直径12Cmほどのロングシャーレ型のガラス容器で造られます。
価格はコケの種類によって異なりますが、一番安い直径2Cmほどの試験管型で1~2,000円ほど、ロングシャーレ型では3~5,000円ほどです。
私は生態観察記録を目的に新たにコケを入手する度に標本型コケテラリウムを造っています、今回はそういった標本型コケテラリウムのヒノキゴケ版です。
ヒノキゴケは私の中ではナンバー1と呼んでもいいほど非常に魅力的なコケです、何といってもフサフサとしたダウンフェザーのような容姿と触り心地は植物のものではありません、それほどキメ細かな葉をしています、これが数十本集まって群生している姿はこの世のものとは思えないほど綺麗です。
また新芽は茎の途中や脇からどんどん出てくるので1つの茎に葉体が10個以上集まっているものもあります、時々こういう株立ちしたようなヒノキゴケに出会うとすぐテラリウムのメインにしてしまいます、これ以上増やせないだろうというほど葉体を付けたものがどうなっていくのかも楽しみの一つです、答えを言ってしまうとそのうち倒れてそれぞれの葉体が株立ちしていき増殖を繰り返します。
ヒノキゴケを使った標本型コケテラリウム
数本まとめるだけで豪華に見えるのでテラリウムでは重宝します

ヒノキゴケ(拡大)
ヒノキの葉というよりもダウンフェザーのような形状で大きさもあって見栄えがいいです
割と大きく成長するのでテラリウムではアクセント的に使えます

☆創作ノート
・コケ ヒノキゴケ
・ソイル コケ専用ソイル(華みやび)、アクアリウム用洗浄済小石(GEX)
・ケース ロングシャーレ(15Cm長)