イロハモミジの実生苗を8本ほど軽石鉢に植え盆景素材にしています、昨年暮れにかなり短く刈り込んだのですがしっかり新芽が芽吹いてくれました、ただ2本は芽が出ずに枯れてしまいました、やはり強剪定はやりすぎに注意です。
盆景で使用してもテラリウムでも利用できるかと思います、モミジは乾燥に強いほうですが軽石鉢はすぐ水が乾燥してしまいますので管理が大変ですが山の風景を模すにはこういった軽石鉢に定着させるといろいろと楽しめると思います。
軽石鉢にイロハモミジの実生苗を定植した盆景
昨年末に枯れた葉を落として短く刈り込みましたが元気に復活しました

昨年の暮れはこんな状態でしたので葉を全部切り半分の長さに強剪定しました
シダやコケと同じ場所で管理していたので軽石鉢にシダやコケが自然発生しています

☆創作ノート
・樹木 イロハモミジ
・盆 軽石鉢
ブルーの綺麗なグラタン皿を使用してコケ盆景を造りました、盆景は乾燥しやすいので乾燥に強いホソウリゴケを使い石庭のように小石をレイアウトしてみました。
砂は洗わなくてもすぐ使えるアクアリウムで有名なGEXの洗浄消毒済み珪砂を使用しています、袋から出してそのまますぐ使えるので昔からよく使います、川砂などを採取して使ってもよいのですが洗浄をしっかりしてから天日で乾燥させ殺菌しないとカビが発生しますので注意が必要です。

☆創作ノート
・コケ ホソウリゴケ
・装飾素材 小石(青色泥岩石)
・ソイル 洗浄消毒済みアクアリウム用珪砂(GEX)
・盆 グラタン皿
大きな軽石鉢にシダやコケを寄せ植えして岩肌に自生する山野草の風景を模した盆景を造りました、大きな和食器か盆に砂か小石を敷いて飾れば山野草盆景として盆栽店などで委託販売してもらえると思います。
ソイルは枯葉が堆積した山の土と同じ種のピートモスを使います、ここで注意すべきは軽石鉢は水の蒸散が半端なく激しいので保水性が極めて高いソイルを選ぶ必要があります、例えば粘土のような粘性の高い土質にすることが重要です。
また飾る際には大きな水盤に水を張るか大きな和食器に砂か小石を敷いて常に湿らせておくと長期間成長を楽しむことができます、シダや山野草類はとにかく水切れが命取りで水分がソイルから完全に抜けると一瞬で萎れてしまいます。
正面からはオオバノイノモトソウと蔓植物のテイカカズラしか見えない景観

横から見ると隠れていたアラハシラガゴケとヒロハヤブソテツが見えるという、
当に山の近景の景色
ここをしっかり拘りを持って造るか手抜くかで盆景の価値が大きく変わります
写真では一方向の表面の景色しか解りません、
実勢に山や野に行って自然の遠近の景色を自分の目で見てしっかり記憶し、
自然のありのままの姿を模すのが盆景の妙

☆創作ノート
・山野草 テイカカズラ
・シダ オオバノイノモトソウ(栄養葉)、ヒロハヤブソテツ
・コケ アラハシラガゴケ
・ソイル ピートモス(コーナン)
・盆 軽石鉢