2019年7月12日 00:00
人は生まれる前から、一部の個性(表面性格=思考+行動パターン、容姿など)が既に形成されていると言ったら信じますか?
今回は、多分納得されるであろう範囲からお話します。
人の表面性格とは、ズバリ脳内ホルモンの分泌能力に大きく関与していることが近年になり解ってきています。
この脳内ホルモンとは、モノアミン神経伝達物質系のノルアドレナリン、ドーパミン、そしてセロトニンの3種です。
簡単に言いますと、不快感を司るノルアドレナリン、快楽を司るドーパミン、それらの量を調整するセロトニンの3つの脳内ホルモンの性質により個性が決まると言っても過言ではないのです。
多くの性格はこれらの分泌の量や滞在時間によって形成され、心の病気はこれらの分泌異常によって引き起こされているのです。
そして、この脳内ホルモンは遺伝と深く関わりがあるのです。
つまり生まれる前から、ある程度の一部の個性が決まっているという一つの解がここにあります。
さらに表面性格を形成する大きな要因、それは母体にいるときの環境です。
胎児は5ヶ月目に既に耳が聞こえ、7ヶ月目で光を感じることができるのです。
不快や心地よい音や光、これらの環境によっても表面性格形成に大きく関わってきています。
また3歳くらいまでは、これらの置かれた環境の影響を受けやすいことも解っています。
どうですか?
生まれる前から一部の個性(表面性格)が既に決まっているという話しですが、これは医学や科学によって近年解明されている真実なのです。