2024年4月30日 01:00
ブログを始めて以来の毎日更新というルーティングはビジネスの大きな原動力にもなっているのは確かです、その継続させているブログで十数年間続けているライフワークの一つがブログのメンテナンスです、年に数回「ブログメンテナンス週間」よろしく1週間ほど気持ちをブログメンテナンスに切り替え過去の記事を整理しています。
複数の記事を1つにまとめたり、また逆に1つの記事から複数のシリーズものに転じたり、内容や言い回しを修正しながらその時点の出来事の記憶の整理も含めて行います、この作業は意外に時間もかかるし思い出したくもない出来事を思い起こされ嫌な面も多々あります。
しかし常に本音の記事ですのですべてが自身の行動の結果がブログに集約されていると思っていますので真摯に過去の自身と向き合っています、したがってもう一人の自分自身と真摯に向き合う思考確立の時間と思えば案外感慨深い作業なのかもしれません。
この作業で嫌な事ばかりではなく良い面も多々あります、例えば当時では旬なビジネスヒントを思い出すことが大きいです、日々の事業推進で頭のどこかに放置されてしまった記憶、これがある記事を修正中に突然当時の思考記憶が表面化することがあるのです。
ブログも数千記事ともなれば一つの自分自身の生きてきた足跡コンテンツです、思考を文章にまとめることでの新たな発想やアイデアの確立、そして思考の起動修正を行えるのがブログという一つの「思考媒体」だと私は考えています、自身の思考のブラッシュアップに、私の場合はブログを十数年間も活用し続けているのです、私にとっては「たかがブログ、されどブログ」なのです。
そして、常に誰かに読んでほしいなどと一度も考えたことはありません、むしろ逆で読まれないようにと祈る気持ちも多々あります、それでもブログに残すのは頭で考えているだけでは思考は確立しないからです、誰が読むか解らない媒体で文章にすることにより強く意識し自身の中に確固とした思考が確立するようになります。
これはある意味での出版感覚に近いかもしれません、一旦表面意識に思考が確立すると今度は時間を経て無意識の領域に入り表面意識はその問題から解放され自分自身と一体になり受け入れられなかった事項を受け入れることができるようになります。
過去から世に存在する多くの成功者を調べてみてください、皆さん何らかの形で自身の考えを文章化して後世に残しています、松下幸之助は若い時から毎日自身の考えを日記に書き残していました、具体的な形ある行動、そしてそこから生まれる自信と姿勢、一度でも言ったことへの責任、結果として根拠を残す、この自身を追いこむ過酷とも言える精神的プレッシャーは本当に厳しいです。
これが経営者には重要なのです、たかがブログ、そのたかがブログでさえ継続することができなくてまともなビジネスなどできるはずもないのです、自分と自分が起こした現実に真摯に向き合い嫌な事も真正面から受け入れながら人は成長していけるのです。
楽しい事ばかりを受け入れ嫌な事から都合良い理由を付けては何時までも逃げていては人間何歳になっても成長することはありません、30歳で立身、40歳で不惑、50歳で知命、60歳で耳順、70歳で従心、歳相応に成長していくことが「良い歳の取り方をしてる」ということだと思います。