2024年5月 2日 01:00
学ぶ姿勢があればどんなものからでも学ぶことができます、ここ最近の私は人間からではなく自然や植物から多くを学んでいます、特に多肉植物には驚かされることばかりです、気温の低い冬と気温が上がってくる春ではまるで別の植物になってしまいます、葉の色も大きさも形状も茎までまるで違う質感と色に変化します。
温度だけではありません、日光の当て具合でも同じ植物とは思えないほどの変化を遂げて生き延びようとします、最も驚くのが多肉植物はサボテンから進化した植物です、したがって水を与えすぎるとすぐに根腐れを起こして枯れてしまいます、ところがこの多肉植物だけでなくサボテンまでもが水耕栽培が可能なのです、乾いた状態での根を全て落として新たに水中用の根を生やして生き延びようとするのです。
この環境適応能力には自らの実験を通して最も驚かされた事実です、ネットに溢れる情報とは真逆の事実が目の前に展開しているのですから、何故この実験をやってみたかというと気温や光によって大きく変化する植物だからです、なのできっと水を嫌う環境からいきなり水だけの環境でも適応するはずだという仮説を立てたからなのです。
水だけで液体肥料も無しにずっと成長し続けています、ただ姿は大変化します、茎は長く伸び葉も多肉とはいえないほどに薄くなってきます、もしかしてサボテンから多肉植物が進化して生まれ、多肉植物から草本(そうほん)類が進化して生まれる過程には確実に地球環境の変化があったのだと推測されます。
この植物の進化を目の当たりにして新たな気付きを得るのです、「何故、人間は環境が変化しているのにそれに適応するように変化しようとしないのか?」という疑問です、そう言えばゴジラの話題作の一つである「シン・ゴジラ」ですが門下生やクライアントに会うごとに「観た方が良いよ!」と声をかけ多くの人が観てくれました。
何らかの目的を持ったゴジラは水生動物の第一段階から最終形の5段階まで進化を遂げながら人間にメッセージを投げかけます、いったい何人の人がここから大きな学びを得てくれたのでしょうか、そして何故私が奨めたのかを理解してくれたのでしょうか、少なくても、「シン・ゴジラ」は進化することだけがメッセージではないことは確かです、もっと大きなメッセージが込められているのです。