2024年9月25日 07:00
買う場合も売る場合も値段や支払方法などの条件は相手に先に言わせるに限ります、もし自分の方から先に言ってしまった場合はそれがその後の商談のベースとなってしまうことを覚悟しなければなりません。
見積もりを要求された場合はまず先に相手から見積もりの条件を聞きだすことが肝要です、数量・コミットメント・支払い条件などです、それを基に見積もるのと何も無いところから見積もって後で条件を交渉するのとでは雲泥の差となります、最も確実な見積もりは担当者にざっくりとした予算を聞き出すことです、人間関係を上手く構築していればそれほど難しいことではありません、こういったことも日頃の付き合いが功を表するものです。
では相手が交渉上手でこちらから先に条件などを提示しなくてはならない場合はどうしたらよいでしょう、その場合は可能な限り条件を厳しくして金額もディスカウントされることを念頭に設定しておけば後で泣くことにはならないと思います。
ゲームの世界では先手必勝もビジネスの世界では後手必勝であることを覚えておくと失敗は激減するでしょう、解りやすく言えばビジネスで失敗しない方法は何事も「後出しジャンケン」ができる状況を上手く構築することです。
ただし人間関係においての「後だしジャンケン」は信頼も信用も大きく失うことになりますので使いどころを間違えると命取りになることを覚えておいていただきたいと思います、「後出しジャンケン」が有益に機能するのはビジネスライクで付き合う相手だけと心に留めておきましょう。