2024年7月 5日 07:00
新規事業を考えるとき経営者は何を最初に考えるべきでしょうか、多くの場合にリソース(人・物・金)の有効活用ではないでしょうか、普通は効率よく使える活用法ということを思考します、なぜなら今有るものを有効に活用しようと考えるのが常識だからです。
しかし私はあえて提案しますが、事業に「もったいない」思想は邪魔になるだけで決してメリットを生みません、リソースと什器や備品などを混同すると結果は最悪になることがあります、事業でいうリソースとは環境保護やリサイクルではありません、リソースというのはあくまでも生きものです、人材だけでなく物やお金であっても同じことです。
新規事業などでもっとも考えなくてはいけないのは「何をするか」が先決です、「どうするか」はその後のことです、それが決まっているならリソースはその時点の最低限のニーズを満たす内容にしなければなりません、考えるのはその事業推進に不可欠なリソースを得ることです、必要な人材が社内に居なければ社外に求める、物やお金が無いなら調達手段を真剣に考え何をおいてもその調達を優先実行する、新規事業はゼロからのスタートで思考すべきなのです。
新事業推進には有資源思考から無資源思考へチェンジして今有るものを有効活用するという発想を捨てることが肝要です、これがリソースの再構築、つまりリストラクチャという手法です、極限まで断捨離し必要なものだけを得ることこそ新事業は上手く滑り出すのです。