2024年7月12日 07:00
冒頭から「よそ者」・「若者」・「ばか者」待望論などと謳うと「若者」は良いとして人によってはあまり気分がよろしくないかと思います、実はこの3者は企業革新の必須人材として経済界で話題になる一つの革新理論でもあるのです。
「よそ者」とは外部者のことであり内部にいては知りようもない重要な外部の情報提供者を指しています、正確な社会情勢や他社情報は企業革新を行う際には必要最低限の必須な情報となります。
次の「若者」は言うまでもありません、つまり若手の社員を指しています、臆することなく自由な発想と行動が企業革新には不可欠な要素です、社歴が古い社員はこれまでのシステムを自ら変えようとはしません、また現在のシステムに不満さえ持たずにルーティング業務に生活の糧を見出そうとしています、企業革新は現状のシステムを崩壊させることが第一ステップなのです、ここにこれまでのシステムに甘んじる社員の意見は厳しいようですが不要となります。
最後の「ばか者」とは一つのことを行わせたら天才的な能力を発揮させるエキスパートの人を指しています、所謂「専門ばか」と呼ばれるような人です、例えば企業革新にはバックオフィスシステムなどのITシステムの変更などが重要となります、それを短期間にミスなく行えるのは天才的な職人芸が不可欠なのです、商品の変更も同じことです、その商品に関しては誰よりも知り尽くしている専門家が不可欠なのです、つまりこういった一つの事に長けた人材もまた重要不可欠ということなのです。
経営シンクタンクの調査によって導き出された革新の必須人材である「よそ者」・「若者」・「ばか者」ですが、地域活性化の成功事例にもこの3者が重要なカギを握っていたという報告が存在しています、政府もまた新たなタスクフォースやプロジェクト結成にはこういった人材を揃えるようにしているのです。