2024年7月22日 07:00
「ビジネスはマーケティングに始まりマーケティングに終わる」、それほどビジネスにマーケティングは不可欠です、その守備範囲は極めて広く何を以ってマーケティングと言うのか一言では言い現わすことは不可能に近いものがあります、また多種多様のマーケティング手法と理論が存在しており、これも一つの混乱する要因ではないかと思います。
しかし原点に立ち返ってみると使う道具が手紙から電話、そして電話からインターネットへと変わってきただけで昔からのビジネス手法そのものであり難しく考えることもないのです、マーケティングとは商品やサービスを売るための戦略なのですから、その人や企業なりの方法が有り多種多様化していることも混乱させる一因でもあります、そんなわけでマーケティングの書籍はビジネス書の大半を占めるほどの量となり一体何を読んで何を信じたらよいのか悩ましい人も多いでしょう。
それなら過去から存在する理論から最新のマーケティング手法まで徹底して研究することです、そのうえで現在そしてこれからの時代を正しく読みこの時代に必要なマーケティングは何かという結論を導き出していくことが重要です、ただし書籍をどんなに読みこんでも回答を得られることはありません、事実過去からその時代を代表する書籍を何冊も読みましたが具体的にそれをそのままビジネスに応用することはできない内容でした。
そもそもですが多くの書籍は社員数百名以上の中堅企業や大企業に照準を照らし合わせて書かれています、したがって現在のように個人もしくは社員数名の企業がほとんである時代にはコスト面でも実行する労力面でも不可能に近い内容なのです、今の時代に本格的なマーケティングを最も必要としている企業は実はベンチャー企業ではないかと思うわけです。
ところでマーケティングとは何でしょうか、マーケティングの定義は「商品やサービスを素早く消費者へ売るための活動」を指しており、そのためには消費者動向を探るところから始めていく必要があります、個人経営が主となっている現在では扱う商品やサービスも多種多様化しています、またほとんど世の中には知られていないのが事実として存在しています。
そこで告知方法が極めて重要になってきます、市場調査に始まり商品化に告知、最後に販売するための手法という一連の流れ全てがマーケティングというものです、この一連のマーケティングにおいて重要になってくるのが世の中のトレンドと価値基準の変化です、これをしっかり数年先まで読んで今を考えて行わないと今の世の中に受け入れられない手法を展開し無駄な時間とお金を使ってしまうことになります。
数年前の手法は今やろうとしても時代に合わず使えません、同じように今主流の手法は数年後には使えなくなります、今から始めるのであれば数年後にどのような状況になっているかという市場トレンドをしっかり把握していないといけません、市場トレンドを読む方法もまた無数に有ります、私がよく使う言葉の「経営はテクニック」とはこういうことも含めたうえでの意味なのです。
どんなビジネスも苦労なくして成功することなど何一つないことをしっかりと理解することです、寝食惜しんでもマーケティングの真髄を身につけて下さい、気が付けば何もしないでも相手から買ってくれる状況になっています、そしてこれからの時代はWebマーケティングの時代ではありません、ITを駆使したデジタルマーケティングの時代なのです。