2024年7月24日 07:00
仕事柄なのか世の中の動きにはどうしても敏感に反応してしまいます、ブログでもこの数年間は「変化の時代」だと度々書いていますが現在は2018年春頃から始まった世界規模での大変化の最終局面にあって、おそらく10年後の2027年頃には再び安定期に落ち着いてくると考えています。
このど真ん中でのイギリスのEU離脱や新型コロナウイルスパンデミック、そしてロシアのウクライナ侵攻はさすがに驚きました、それだけではありません世界規模で政治や経済のトップに期待する人物像に大きな変化が起きています、世界中でこれまでにない個性的なトップが数多く誕生しています。
ちなみにその前はというと2002年頃から始まったインターネットとスマートフォン、そしてデジタル地上波という世界規模でのデジタルインフラ革命がそれに当たります、変化期ごとに世界中で勝ち組と負け組がハッキリと二極分化してきたことは長期的に見れば大変化という時期は大きなチャンスでもあります。
ここで何が言いたいのかということですが、「成功者とは敏感に世の変化の流れに乗っている」という事実です、時の人とも言われる経済風雲児が現れるのはそのほとんどが大変化に一文無しから巨万の富を築き上げた人たちです、兵法にも「順手牽羊(じゅんしゅけんよう)」という「時代の大きな流れに乗って大小幾つもの利益を得る」という計があります。
つまり変化の流れに乗ることは成功する為には必須条件と言えるのです、ただこういう世の流れに恐ろしく鈍感な人もいることは確かです、これだけの変化が起きているということは世の中の価値観も大きく変化するのは当たり前なのですが、その変化を見逃しいつまでも古い価値観に縛られては同じことを繰り返しているのです。
最悪なケースは既に終焉した変化の時に生まれた成功事例を価値観が変わった後にやろうとしている人たちです、これはもう時間とお金の無駄遣いもいいところで結果など何も出ないばかりか新しき変化の波に乗ることすらできません、これでは上手くいくはずはありません、その人の能力不足でも努力不足でもなんでもないのです、ただ時代の流れを見極めずに新しき流れに乗れていないという事実だけなのです。
変化の後の価値観の変化を先取りするように事業や戦略を変えていく、こんな経営者として当たり前な事を逃していては成功など夢の夢で終わります、次の変化期どころか来年に何が起きるのかもさっぱり掴めないと嘆く人でも大丈夫です、自分ができない事を頑張らなくてもいいのです。
そういう変化の動きに敏感な人の近くに居るだけで充分に恩恵を享受できるのです、その人の時代に合わせて変化していく人の近くにいて、その人が行う戦略に乗って自身の事を粛々とやっていけばいいだけです、それも「順手牽羊」どおりであり、一つの成功の為の秘訣でもあるのです、ただし他者の戦略に乗るのであれば自身の身勝手な思い込みや思惑を捨てて心を開き素直に流れに乗ることが肝要です。