2024年6月27日 07:00
3・6・12ヶ月の都合21ヶ月間、これは私の「その人が信頼できるかを見極める時間」、つまり「信頼構築のクリティカルタイム」です、幹部社員や特別顧問などある意味においてその業務に関して自分に代わりその業務の全権を委ねるような人材の確立に迫られた時に誰にするかを見極めるに絶対的に必要な期間が先の3・6・12ヶ月なのです。
つまり3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月をマイルストーンとして最長都合21ヶ月かけて重要任務を任せられる人材を見極めています、この数字は誰に教えられたものでもありません、長年の経営経験の中で培われた統計上はっきりと言える期間なのです、つまり生きたデータです。
まず適任者候補にいきなり任務や役職を与えます、それが一般社員からいきなり取締役や子会社の代表だったりもします、そして使命と目的を簡単に説明した後は3ヶ月間放置します、たいていの人は何も成果が出ないどころか何もできません、しかしこれは既に織り込んでいることですので慌てることもありません、そして成果が出ない理由とこれからどうするのかを聞きます、そして回答した方法を次の6ヶ月間で行わせます。
つまりリカバリーのチャンスを与えると同時に自己申告した目標を全うできるかを今度は見極めます、この6ヶ月間で結局何も変わらない場合はそこでリセットします、つまり何もなかったという事にして次の候補者の確保に移ります、また6ヶ月間で自己申告した目標をある程度達成できた場合には更に12ヶ月延長して様子を見ます、つまり一過性のラッキーだったのか本物なのかを見極めるに必要な期間ということです。
この21ヶ月を乗り越えてきた人間は見事に逞しくなっています、まさにその業務に関して全権を与えても何ら不安もありません、そしてその後互いの周囲にどんな事が起こっても決して疑いもない強固な信頼関係で結ばれるのです、そういう強固な信頼関係が構築されている人が最低3人いればどんな業種でも如何なる難局をも乗り越え存続できると確信しています。
人材とは能力の優劣ではありません、信頼できる人が最も重要な人材なのです、一度も成功したことが無い人とは相互信頼関係という重要性に何らの価値をも見出せない人なのだと思います。