2024年6月25日 07:00
起きてから寝るまで365日休まず精を出して頑張っても結果がどう出るのかは別問題です、ビジネスとは本当に厳しいものです、ところでビジネスでの結果という事項ですがこれを正確に理解できていないと上記のような理不尽なことが多々起きてきます。
一言で言うと「ビジネスとは価値を売る行為」と言っても過言ではありません、その人の存在価値を他者に評価されなければどんなに時間をかけようがそれは意味の無い行動であり結果も当然伴わないのです、これはサービス業だけではなく商品販売でも同じことです。
クライアントがお金を払うのはその人の労働に対してではなくて結果における価値に対してなのです、ここを勘違いしてはいけません、極端な例を言うと1年間頑張って描いた絵や書いた小説、それだけで他者に評価されて買ってもらえますか?
ビジネスとはどれほど頑張ったかとか自分の努力や気持ちがどれほどのものかなど正直まったく関係ありません、他者がそれに価値を見いだせるかが最も重要なのです、同じように一生懸命頑張って提案書を作り必死で説明しても相手がそれに価値を見いだせなければ発注されることはないのです。
ビジネスはすべてが相手次第です、自身の頑張りや満足度などは価値の無いエゴでしかありません、数分で描いた絵、別の仕事の合間に適当に描いた小説、妄想をまとめた提案書、そんないい加減に思えるものでも他者から見れば感動し最大限の評価を得るなんてことは珍しいことではありません、そしてこれがビジネスという世界の真実なのです。
思い入れや頑張りではなく結果において他者が価値を見いだせばお金を払ってくれる、これがビジネスの本質なのです、この根拠に同じ保険や金融商品でも何故売り手の人によって結果に雲泥の差が開いてしまうのでしょうか、成績の上位者は共通して「自分を買ってもらっている」と言います、これこそがビジネスの本質なのだと思います。
あなたはクライアントの顔を思い浮かべながら、そしてクライアントの気持ちを考えながらビジネスしていますか、極論を言えば自身の価値判断など自己満足に過ぎずビジネスするならきっぱりと捨てた方が良いです、重要なのは相手の評価だけです、これといった成果が出ていないのであれば必死に頑張って成果を上げることです、そうでなければ成果を上げるという感覚が身につかないからです、必要なのはお金を払ってくれるクライアントに喜んでもらいたいという気持ちだけです、それが価値を見いだせるかという結果に繋がってくるのです。
来た仕事を流れ作業のように終わらせることを最優先してやっている、自分は頑張っているんだと周囲の目ばかりを気にしている、そんな印象を受ける人をしばしば見受けることがあります、正直言うと心が凍りつきます、その人から人間らしい暖かさや他者に対する思いやりを一切感じることはありません、だからどんなにやってる感を出しても感動もしないし評価もしないのです、結局嫌みこそ言うが信頼することはありません。
ビジネスとは「誰が誰と何をする行為」なのでしょうか、今更ながら言わずもがなです、最後にビジネスと労働(ワーキング)の違いを正確に理解することです、多くの人はビジネスと労働を同じ次元で捉えています、ビジネスは労働ではありません、ビジネスはどれほどその作業を行ったかでは決して評価されることはありません、ビジネスはあくまでも価値評価です、しかしその領域に到達するまでは多くの労働を経験しなければならないのです。