2024年5月28日 01:00
事業アイデアや特許に必要な根幹思考は「どうしたら良いものが作れるか?」ではありません、重要なのは「何故、今の状況が好ましくないのか?」なのです、もっと言えば「何故、儲からないのか?」、「何故、買ってくれないのか?」なのです、冒頭の「どうしたら良いものが作れるか?」という思考こそが思い込みに繋がる危ない思考なのです。
ズバリ言いますが思い込みで行動する人に成功はありません、何故なら世間の状況や他者の気持ちなどがまるで見えていないからです、そしてその思考視野の狭さから生まれるものはプロダクトアウト型の独りよがりのものばかりとなります、これでは世間には見向きもされません。
プロダクトアウト型のアイデア商品で爆発的なヒットを飛ばすこともあります、しかしそれは既に知名度がある会社だけの話しであって一般の人がこれをやったところで100均に並ぶ商品にも劣るものとなるでしょう、事業アイデアや特許などの基本思考は全体を見て全てを把握した上での詳細な部分を見れる思考視野の広さと思考の余裕が不可欠です。
また更に思考視野が狭いと他者(他社)を正確に評価する事ができません、他者(他社)の良さを正確に評価して素直に褒めることができる人が思考視野が広い人なのです、思考視野が狭いと何を見ても何を聞いても自分の方が優れていると思い込んでしまうナルシスト傾向があります、だから他者(他社)を褒めることができないのです。
そして逆にちょっとでも自分を褒められると天にも舞い上がるほど嬉しくなるのです、これもまた思考視野の狭い人のナルシスト的傾向の人の特徴です、常に自分の事ばかりを優先し他者がどんな気持ちで褒めているのかさえも解っていないのです。
見たもの聞いたものだけが本質ではありません、何事にも広い視野で心の目と耳で感じることです、他者の言葉をそのままに受け取る人もまた思考視野が狭い人です、大人の感覚を持った人は常に正直に話ししているわけではありません、謙虚・謙譲・気遣いといろいろな状況と相手によって言い方を変るのですから。