2024年4月 9日 01:00
飲食店にアパレルなど多店舗チェーン展開を行うことは売り上げを伸ばし企業成長には欠かせない第一歩なのかもしれません、ここで気をつけなくてはいけないことがあります、それは闇雲に店舗を増やしても上手くはいかないということです、多店舗展開を行う際に最も重要なことは戦略的ベースを築くことに在ります。
第一に絶対的な利益を齎す1号店が確立するまでは2号店を出さないということが肝要です、また2号店から4号店くらいまではオーナーが足で通える範囲に留めるということ、この時点でその地域において誰もが知るブランドを確立していることになります。
拡大成長させようと思ったら自身の近場から拡げること、そしてベースが確立するまでは目の届く範囲で多店舗展開させることです、地元にブランドが確立していないのに全国でブランドが確立するはずはありません。
そして最も重要な事、それは何もかも任せられる自分の分身ともいえる絶対的な信頼関係を築ける人が育つまで多店舗展開は止めておいた方が無難ということです、多店舗展開の多くの失敗は人の問題です、事業もお店も何をやるかではなく誰がやるかということが基本にあります。
ブランド力が有っても任せる人の思考範囲でしか売り上げは伸びません、その意味でも4号店位まではオーナーが足で通える範囲にして人を育てながら成長させていく必要があるのです、その後はドライに割り切ってフランチャイジング方式で店舗を増やすことです、こうすれば全国展開も見えてきます、ビジネスは気合いではなくテクニックだけです、過去から未来まで成功法則に例外は何一つとして無いのです。