2024年4月 5日 01:00
「インバウンド」という言葉をこの頃はよく耳にします、この「インバウンド」という言葉は「インバウンドビジネス」を指し対語として「アウトバウンドビジネス」があります、外国人観光客へのビジネスを指して「インバウンドビジネス」という言葉が独り歩きしてしまっていますが今回は本質的なビジネス手法での話しをいたしましょう。
「インバウンドビジネス」とは外部から内部へ情報や人の流れを作り込むことで商いを確立したビジネスを指し、逆に「アウトバウンド」は内部から外部へ情報や人の流れを作ることで商いを確立したビジネスを指します。
例をあげると情報では一方的な情報配信を行うホームページやメルマガなどは「アウトバウンド」であり、対して顧客や同業者からの情報を集められるSNSなどは「インバウンド」と言えます。
ブログやサイトだけの活用では「アウトバウンド」としか機能しません、やはりSNSとの連動でブログも「インバウンド」としてのきっかけを作る重要な役割を果たすようになります、今後は景気や特需など世の流れを読むとこれからの時代は「インバウンドビジネス」に軍配が上がります。
自己アピール性が強く自身のビジネスには一切意味の無い一方的な情報には世の中全体が疲弊しています、したがってこれからは数の理論から質の理論へと世の中の思考が確実に切り替わってきます。
その意味ではSNSの活用も意味の無い情報スプレーから限られた人向けへの質の高いコアな情報配信へのシフトが望まれます、そしてそれに伴う意見収集という活用に変えていかなくてはなりません、時代に乗り遅れた人は何時の時代も栄華を誇ることは皆無です、世の流れに従いいち早く「インバウンドビジネス」を取り込むことに成功の二文字が見えるのです。
また、ビジネススタイルでいえば自ら全国を動き回る「アウトバウンドビジネス」から、どっしりと構え自らは動かずに待ちに徹した「インバウンドビジネス」を確立した者が次代の覇者となれるのです。
簡単に言えばカブトムシを捕まえに林の中へ行くのが「アウトバウンドビジネス」であり、仕掛けを作って寄ってきたカブトムシを労せず捕まえるのが「インバウンドビジネス」ということです、次代に乗れない者は何時までも自ら動き回り「インバウンドビジネスの」を展開する成功者のターゲットにされるだけで決して主役になることは有り得ません。