2024年2月 8日 01:00
知り合いの社長さんはパートで雇っている事務員から「子どもが高校に入るので時給を100円上げて下さい」と言われたそうです、そんな要求を本当にするのかと思われるかもしれませんが事実こういういことは少なくありません、雇われている人の感覚というのはこれに代表されることなのかもしれません。
逆に雇う側の経営者はたまったものではありません、他の社員の生活も会社の他の経費にも響いてきます、一人の時給が100円のアップでもあらゆる事を考えなくてはならない場合は多々あるのです、それは資金の問題以上に人間関係も絡んでくるからに他なりません。
同様に「社員の気が利かない」とか「行ったとおりに動いてくれない」などというボヤキを聞きます、それはある意味ではしかたないことで理解するまで教えるしかないし期待通りに動くように社内のシステムを変えるしかありません。
経営者と雇われる者の利害関係は常に真逆です、その真逆の人間関係によって経営者は会社という組織を運営していかなくてはならないのです。
経営者は社員の立場を社員は経営者の立場を相互に理解し合う組織は強いです、ただしそれを構築するのは経営者の器次第です、真逆の心理は相互に理解できないかもしれません、ここで重要なのは理解できるかどうかではありません、互いに理解したいと思う心の問題が重要だと思うのです。