2024年1月 3日 01:00
話は実に上手くできるのに文章を書かせると相手に伝わらない脈絡がなく表現下手な人を多々見かけます、何故話しではスラスラと上手く伝えることができるのに文章はまるで駄目ということが起きるのでしょうか、これは話すということと書くということは全く異なる能力だからです、つまり使われる脳の領域が異なる為に起きるのです。
話す行為は必ず相手がいます、つまり相手の表情や反応を見て自分の設定したゴールに誘導していく能力が求められます、この能力は「ネゴシエーション」であり交渉能力です、相手の反応で言い直しや迂回会話などが自由に且つ有効に機能します。
対して文章を書くという行為は相手がその場にいません、つまりその場の反応での言い直しも迂回も一切機能しません、文章表現だけで相手にこちらが言いたい事を全て理解してもらわなくてはなりません。
この相手に正確に伝える文章を書く能力を「リテラシー」と言い頭の中に在る断片情報を見事に分解再構築し的確な記述によって表現することができる能力です、ただし単純に上手く文章を書く能力を指して「リテラシー」とは言いません、ここを誤解しないように願います。
物事の説明は文章化できても自分の考えや方針を文章化できない、これが「リテラシー能力欠如」という状況です、経営者は事業計画書に始まりパンフレットやホームページ、またメールでの相談や交渉など実に多くの文章表現を求められるシチュエーションが存在します
文章表現が下手な人は経営においてはメールなどで誤解されたり、誤った情報が相手に伝わるなど致命的な事態になることすらあります。
リテラシーは鍛えることは難しい先天的な能力の一つですが鍛えるとしたら文章をたくさん書いてそれなりのノウハウを身につける以外にありません、特にブログは誰が読むか解りません、つまり下手な事は書けませんから 端的に相手に伝わる文章を書くようになります。