2024年1月 2日 01:00
私はよく「経営者はプラス思考ではなく前向き思考が肝要」と話しています、前向き思考とプラス思考は何が違うのでしょうか、そこで2つの思考の違いを述べたいと思います。
まず「前向きな思考」とは見ているビジョンを指しています、「前向き」ですから見ている先は未来です、終わってしまった事を肯定したうえでその後にどうするかを思考することです。
逆に「後ろ向きな思考」とは見ている先が過去、つまり終わってしまった事を何時までも反省するもなく悔み考えることを言います。
「前向きな思考」は失敗を失敗で終わらせません、失敗とは一過性の事象であり確かにそのままにしておけば失敗が失敗として確定してしまいます、しかし失敗を未来において見事にリカバリーすれば失敗ミスした事によって生まれた善事で失敗を帳消しにできるどころか大きな利益も生みます、まさにこれが「失敗は成功の基」ということです。
対して「プラス思考」とは自分の心の置き方の問題であり「プラス思考」は何事も良い方に考え逆の「マイナス思考」は悪い方に考えることを指しています、言い方を変えると「プラス思考」ほど実は自己都合な思考は無いのです、経営者は起きた事は自己都合ではなく正確に把握しなくてはなりません。
成功する人は「マイナス思考の前向きな人」でなければならないと私は確信しています、つまりそれを行うことによって起きうる最悪な事まで想定しておき未来を見て悠々と推進できるからに他なりません。
想定外な事が起きても常にリカバリーを心がける、経営者はこれが肝要なのです、逆に成功しない人は「プラス思考の後ろ向きな人」です、これに関してはもう説明は不要ですね。