2023年12月26日 01:00
正月と言えば私の楽しみの一つが大学対抗の「箱根駅伝」です、2日間に渡る東京箱根間往復の過酷な駅伝は出身大学の応援もさることながら毎回のように人間ドラマに感動します。
この大会への出場は年々過酷になってきました、各校10名を揃えて前年のシード校以外は予選で出場権を勝ち取らなくてはいけません、たった一人のエース級の選手がいてもチームの平均タイムが悪ければ出場すらできないのが現実なのです。
そんな選手を救おうということで始まったのが「学連選抜」という仕組みです、一度廃止されたのですが何度か復活しています、出場すらできない大学の有望選手に出場の機会を与えるというこの制度は実にすばらしいと思います、ちなみに2008年の84回大会では総合4位に食い込むなど輝かしい成果も出しています。
駅伝とは選手全員が一丸となって練習に励み家族のような共同生活で信頼関係を築いて始めて良い成績を収めることができると言われています、しかし即席で作られた知らない者同士でも自身の栄誉をかけて団結することは可能であり、その結果すばらしい成績も収めることができるのです。
こんな「学連選抜」にこれからの日本における起業家の生き残り方を見い出せます、一匹狼でも同じ目的と目標を持つ仲間を集い仮想組織化を可能にするスキームとプラットフォームさえ完璧ならば大企業にも劣らぬ収益を上げ利益を共有する組織が作れるのです。
個々の集まりのバーチャルギルドが大企業を飲みこむ日はそう遠くないうちに実現されるかもしれません、そんな近未来を見据えて今から準備するのも成功者思考なのだと思います。