2023年11月20日 01:00
塩麹(しおこうじ)が空前のブームを巻き起こしたのはほんの数年前の話です、それが既にデパートには「発酵食品」コーナーが出現しています。
発酵食品といえば漬けものです、50年前の日本では普段家で食べる副食の多くは発酵食品であり熱を通さずに発酵をそのままに食していました、代表格は「糠漬け」や「味噌漬け」ですがキュウリ・大根・カブなどほとんどの野菜は漬けものにしていました。
考えたら昔の人は毎日発酵食品をそのまま食べていたのです、食べ物だけではなく甘酒や麹で醗酵させた米ジュースなども普段から飲んでいました、味噌や醤油なども買うのではなく作ってはそれを使っていました。
そういえば世界中で古代から伝わる家庭療法の多くは科学的にも医学的にも実に理にかなっているという研究結果が近年になって報告されています、長い期間をかけて定着した療法、そこには実際に身をもって工夫されながら試されてきたという大きな事実という実績が在るのです、
理屈までは解らないが「効いた」という根拠があるのです、一つの「理論や理屈よりも経験が全て」という大きな根拠であり確証でもあります。
ビジネスも実はこれに近いものがあります、その企業や人の商品やサービスを真剣に説明するよりも実績や根拠を示せせば説明の必要はありません。
これが本当の意味でのブランディング以外の何物でもありません、逆に言えば実績や根拠の示せない商品やサービスを説明するだけの人には近づくなということです。