2023年9月13日 01:00
「縁(えにし)」とは、実に複雑で面白い結果をもたらしてくれるものです、私が「縁」について日ごろ言葉にするのが「縁が有れば会え、無ければ会えない」というものです。
韓国で携帯電話が出始めた頃に流行した、「007ミーティング(ゴンゴンチル・ミーティング)」という遊びがあります。
これは恋人同士のデートの際に大まかな場所と時間だけを約束し、当日は連絡を一切行わずに出会えるかどうかを楽しむものです。
名前の由来は、スリルとサスペンスのスパイ映画の代表作「007シリーズ」であることはお解りでしょう。
出会えれば「縁が強い」と確認し出会えなければ「縁が無かった」と割り切るようです、面白そうですが実にシビアな遊びです、しかしこれも「縁」を強く感じる瞬間だと思います。
10年以上会っていない人で二度と会わないと思っていた人と再度ビジネスを始める場合もあります、この人とは生涯に渡りパートナーと確信した人でもほんの些細なことがきっかけで決裂することもあります。
また馴染みの夜の帳で口論した人が同業の役員で、それがきっかけでその後にビジネスパートナーに至ったケースもあります。
常に今しか見てない普通の感覚の人は、その時だけだと思ってその場だけの失態や醜態を感情に任せて行ってしまいます。
しかし、どこでどんな「縁」によって関係ができて互いの立場が決まるのかは未来でしか解らないのが世の常です、その時に少なくてもバツの悪い思いだけはしていただきたくありません。
人生とは本当にいろいろなことが起こるのです、どこでどんな人とどんな展開になるかは解りません、よく考えて将来の「縁」を意識した行動を常に取ることが成功者だと思います。
自ら縁を切った人が未来において社運を一変するような鍵を握る重要人物になるかもしれません、その時にはどんな後悔も反省も時すでに遅しということを理解しなくてはなりません。
成功する者は決して自ら縁を切るようなことはしません、縁と因果応報の怖さを存分に知っているからに他なりません。