2023年9月12日 01:00
「仁義礼智信」の五文字を誰しもどこかで一度は見たことがあるでしょう、「仁義礼智信」の五文字は「漢書」に記されているもので「人として守らねばならない最低の心得」を説いたものです。
漢書にまとめられる以前に孔子によって「仁」・「礼」が説かれ孟子によって「仁」・「義」・「礼」・「智」の4つが説かれていました、漢書にまとめられる際に何者かによって「信」が加えられ中国文化伝承の五文字(五行思想に基づく)として組み立てられ記されたものです。
日本では津藩主である藤堂高虎が息子の二代目津藩主高次へこの五文字を使って「武将たるものの心得」として亡くなる5年前に遺書として残したと津家日記に記されています、このことから額などに入れられ大量に売られたこともあって見たことのある人も多いのではないでしょうか。
門下生にも何度となく折に触れ話をしている言葉でもあります、人として最低限の心得を理解してない者がどうして夢を実現し成功者となれるでしょうか、そこで「仁義礼智信」の各文字の意味を示します。
「仁」は、他者への思いやりや慈悲の心
「義」は、人としての正しい生き方
「礼」は、礼儀作法・秩序・倫理観
「智」は、知識をもって偽りを見極め正しきを判断する能力
「信」は、信用・信頼を重んずる心
「仁」と「義」はビジネスにおいては最低限の基本中の基本です、どんな理由にせよ他者を陥れるなどは論外で他者の利益を優先して失敗することはありません、成果を求める前に、大いなる志や夢を持つ前に、社会人として「人としての最低の心得」を体得していただきたいと思います。
このような人には結果や有益な人などが自然についてきます、結果的に成功者となれるのです、夢・目標・人・お金・名誉、何事も追えば逃げます、人としての正道に従い謙虚に待てば欲しいものは自然に寄ってくるのです。