2023年9月 5日 01:00
「ワイルドカード」とは、本来は「無属性」と解釈されますがビジネスやゲームでは「切り札」とか「最終兵器」などという意味で使われます。
誰でも自分の中に他者が持っていない最強の武器というものを持っていると思います、それが人脈であれ親の七光りであれ隠し財産であれ、とにかくここぞというときに頼れるものです、それが最後の切り札=「ワイルドカード」です。
ここで既に公知となっているもの、例えば職業上の技術とか資格などは「ワイルドカード」とは言いません、「ワイルドカード」とはあくまでも自分の中に隠し持った他者が存在すら知らない最終秘密兵器なのです。
ところで「ワイルドカード」を使うとしたらどのように使うのが賢くてしかも効果があるのでしょうか、一番効果的でないのが誰もが解るように最初から使ってしまう人、これは相手に「もう後がありません」と言っているのと同じです。
それでは最後のここぞというときに使う人は正解と言いたいところですが普通の人です、では何時使うのが効果的なのでしょうか、それは「何か凄いものを持っているのでは?」と相手に勝手に思わせるだけで実は最後まで使わないことです、これで勝利してしまう人は本当に強い智将と呼べる人です。
「ワイルドカード」の本質は武器ではなく実は「お守り」なのです、つまり攻撃に使うのではなく相手を牽制する抑止力として使うべきなのです、それでも相手が「本当は持っていないのでは?」と甘く見て実際に攻撃してきたときにはその力を思う存分に見せ付け一瞬で圧勝すれば良いだけです。
ビジネスにおいて相手に攻撃された時はピストルのような小さな武器で応戦しても効果の程は知れています、本意でなくとも交戦しなければならないときは一発で終焉させる強力なミサイルを用いることです、自身がミサイルを持っていなければ持っている人と組むのが成功者思考というものです。