6年前から食べられる野草を研究していますが、まずは食べてみないことには始まりません。
ということで毎年春先から休みの日には野草を摘みに神社や自然公園に出かけています、過去採取してきた食べられる野草の一部を紹介いたします。
カタバミとヘビイチゴ
ヘビイチゴは生ではとても不味くて食べられないとの情報からピクルスにしてみました
カタバミはほどよい酸味があってヨーロッパの多くの国ではジャムにして食べます

オニタビラコとハルノノゲシ
共にタンポポの仲間で卵とじなどで食すと最高に美味しいです

スイバ、ハハコグサ、タンポポ
スイバは生でサラダにしても美味しい
ハハコグサとタンポポは湯通しすればどんな料理にも使えます

カタバミ、ハルノノゲシ、不明な野草類
食べられそうでもよく解らない野草類はしっかり調べてから食しましょう

これらの食べられる野草類は先ずはしっかり調べて食べられるものか確認してから、生食や湯引きで食べて味を確認していきます。
野草類には苦みや渋みなどのアルカロイド(アルカリ性のフィトケミカル類)が含まれていることがあるので、しっかりと事前に毒素を抜く処置を行ってから食することが肝要です、アルカロイドは食べすぎると下痢や嘔吐を引き起こします。
これらの野草の栄養分や身体への効能、またどのように調理すれば美味しく食べられるのか、そんな研究を継続的に行っており研究成果を徐々に出して行きますのでお楽しみに。
健康情報でよく言われる「1日30品種の食材を食べる」というものですが、これを実践しようとすると写真のように多くの料理を作らなくては達成できません。
そこで、手軽に1日30品種以上の食材を摂ることができる方法を研究してみます。

まず、かなり効果的なのが「作り置き料理」です。
例えば、キンピラなどの炒め物やナス味噌やラタトゥイユ(カポナータ)などの煮物、また酢の物や浅漬けなどを数日分作って、それを毎日使えばかなりの品種数を稼げるだけでなく調理時間を大幅に短縮できます。
その意味ではぬか漬けやピクルスなどの漬けものは、長期間保存ができますので作り置き料理のキングでしょう。
また、ラタトゥイユなどは野菜やハーブ類で10種近くの食材を使いますので数を稼げます。
次に効果的なのが加工食材の有効活用です。
例えば、チクワ・カマボコ・ソフトサラミ・ハム・チーズ・ドライフーズ類などはそのままでも食せますのでサラダや酢のものに用いれば数を稼げると同時に調理時間を大幅に短縮できます。
最後にトッピングやサラダドレッシングの工夫、つまりハーブやスパイス類の有効活用です。
その目的でベランダ菜園でミニトマト・バジル・ローズマリー・パセリ・赤シソ・オオバ・イタリアンパセリの他に、タビラコやカタバミなどの野草類を自家製のオーガニック土で栽培しています。
昨年は、加えてゴーヤやキャットニップなども育てました。
これらをパスタや肉料理にトッピングするだけで食材数を増やすことができます。
また、ネギ・ミョウガ・ショウガなどの薬味類やゴマ・ナッツ類も同様に工夫次第で多くの食材を1度に食すことができます。
こんな感じで実際に実践してみると、それほど調理が大変という感じはありません。

写真では40種近くの食材を使っていますが7割は作り置きとそのまま食べられる加工食材です。
これに作り置きの料理とトッピングのハーブ類や薬味を加えると、あっという間に30品種は余裕で越えてしまいます。
更には、写真には出ていませんが締めにパスタやチャーハンなどを加えれば栄養素的にも完璧です。
また、1日30品種と言うことですから、夕食に1度に食す必要はありません、朝食や昼食を加えれば、パン・ヨーグルト・フルーツ類と意外や簡単に1日30品種は摂る事ができるでしょう。
ただし、1日の摂取栄養バランス重視は言うまでもありません、肉類・乳製品・魚介類・野菜(葉野菜・根野菜・キノコ類)・穀物などは欠かすことなく食しましょう。
ということで、4年前に始めた「1日30品種(以上)を食す」を現在も継続実践中です。

野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
その野菜の中でも特に「香草/香辛料」と呼ばれるものは野菜本来の成分に加えて独特の成分が含まれており、その成分が独特の味や香りの基となっています。
今回は「ミツバ」です、ミツバは日本各地をはじめ朝鮮半島やサハリンなどに自生するせり科越年生植物で江戸時代には栽培されていたとされる古くから日本では野菜として食されていました。
ミツバの独特な香りや味は「クリプトテーネン」と「ミツバエン」という成分で、神経を静めてストレスや不眠症を解消したり食欲増進の効果が認められています。
ミツバは香りを楽しむ野菜としてお吸い物などで食されていますがカロチンが豊富に含まれており、目や皮膚の粘膜を保護し視力低下や肌のトラブルに効果が有るとされています。
また鎮静効果があるので不眠症やイライラの解消にも効果があるとされています、更にはミネラルも豊富で特に鉄分が豊富であり貧血などにも有効です。
ミツバは血液を浄化させ肝臓にも良いとされています、お吸い物や鍋などに用いて香りだけではなく成分的にも食したい香草の一つです。
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
その野菜の中でも特に「香草/香辛料」と呼ばれるものは野菜本来の成分に加えて独特の成分が含まれており、その成分が独特の味や香りの基となっています。
今回は「トウガラシ」です、トウガラシはアマゾン川流域原産のナス科一年生植物で日本には豊臣秀吉が持ち込んだと言われています、強烈な痛いような辛さは「カプサイシン」というカルカイドで血液の循環作用や殺菌作用が知られています。
ご存知「七味唐辛子」の主成分で他の6種はゴマ、サンショウ、みかんの皮(陳皮)、ノリ、ケシの実、アサの実を細かく粉にしたもので辛味を加えるだけではなく食欲増進や消化を良くすることで知られています。
また保温効果はウォッカに漬けてロシアなどでは良く飲まれており、ワセリンに加えて手や足に塗って防寒に利用されています。
その他の成分としては意外とビタミン類が豊富でカロチン、ビタミンB群、ビタミンCが豊富で実は勿論のこと日本では古くから葉も炒めものなどにして良く食されています。
夏バテ防止や寒さ防止に生活には欠かせない重要な食材として各国で大切に扱われています、中国や韓国をはじめとしたアジア諸国にはまさに生活にもっとも身近な食材と言えるのではないでしょうか。
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
その野菜の中でも特に「香草/香辛料」と呼ばれるものは野菜本来の成分に加えて独特の成分が含まれており、その成分が独特の味や香りの基となっています。
今回は「ショウガ」です、ショウガは熱帯アジア原産の多年生植物で日本には弥生時代にコメと同時期に伝わり古くから万能薬として食されています。
その薬効成分は著しく現在用いられている漢方薬の70%以上に用いられています、またショウガは欧米においてもジュースやお茶、調味料として多用されており、ジンジャーエール(ショウガビール)の商品化を見ても伺えます。
16世紀にイギリスでペストが流行し30%に上る死者が出たことがありますが、この時の逸話として「ショウガを食べていた人は死ななかった」という記録も残されています。
ショウガの薬効成分ともいえる辛味は、ジンゲロン、ジンゲロール、ショウガオール、ジンギベロールで、その名称はすべてショウガに由来しています。
「ジンゲロン」には、強い殺菌作用と健胃作用があり、青魚の刺身や寿司に多用されるのは味もさることながら実に理にかなっています、また発汗、解熱、保温、鎮咳などの効用で風邪予防や治療に用いられています。
韓国では冬にショウガ茶は一般的によく飲まれている飲み物で実に理にかなっています、その他には血栓予防や精神安定など心身の調子を整えるまさに万能薬なのです。