2024年2月19日 10:00
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は年中豊富に出回っている薬効成分も高い「ニンジン」です、「ニンジン」はセリ科越年生植物で地中海沿岸が原産地です。
日本には江戸時代に渡来し、当時は今のように根の部分が大きくなく根と言うより葉も含めた全体を食されていました。
主な成分は根の部分では「カロチン」、これは身体の中でビタミンAに変わる栄養素で人間には必須成分の一つです、特にベータ・カロチンは活性酸素を除去し万病の薬として世界中で注目され研究されています。
癌予防に効果があるので毎日ジュースにして飲むと効果が期待できます、朝食時にリンゴとニンジンをジュースにしてコップ一杯を飲むことで身体が目覚め脳も糖分が回ってリフレッシュします。
このとき可能であれば葉の付いた物を使用して葉も全部ジュースにして飲むと更に効果が上がります、葉にはベータ・カロチンに加えてイオウやリン、カリウムなどのミネラルが豊富で葉まで1本食べれば一日の必要量をまかなえてしまいます。
日本では戦後葉が付いた物を入手しずらいのですが、海外に行くと葉が付いているのが当たり前のように売られています、ニンジンの葉は想像する以上に長くて立派で根の部分よりも栄養素が豊富に含まれているのです。
韓国ではニンジンの葉と海鮮物を入れたチヂミが食されています、ニンジンの葉は意外にも火を通すと甘くて美味しいので驚くと思います。