2024年12月30日 10:00
アレルギーと言えば小麦や蕎麦、また卵や魚介類などがアレルゲンとなることはよく知られています。
私は子供のころから卵と魚介類アレルギーで、卵は子供の頃に既に克服しているのですが魚介類は今もなお体調が完全じゃない時に食すと全身に発疹が起こり数日間恐ろしい痒みに襲われます。
また35歳くらいで突然発症した花粉アレルギーも年によっては強烈に襲ってきます、私はスギ花粉は大丈夫なのですがハンノキ(シラカバ)花粉とブタクサ花粉がアレルゲンとなります。
そんな私は、常にアレルギーに関する情報を意識的に得るようにしています。
そんな中で最近多くなってきた情報で「口腔アレルギー」という、まだ日本ではあまり知られていないアレルギーが存在しています。
ヨーロッパ各国ではかなり認知されているアレルギーですが、日本でもここ最近多く報告されるようになってきています。
この口腔アレルギーとは意外な食材によるアレルギーで、「口腔」の文字が示すように口の中の粘膜がアレルギー反応を引き起こし強い痒みや腫れ・咳・嘔吐などの症状が出ます。
酷い場合は、唇が赤く腫れあがりアナフィラキシーショックで命に係わる状態になることも報告されています。
研究では花粉アレルギーとの交差反応が認められ、私のようにハンノキ花粉・ブタクサ花粉の花粉症の人は特に要注意です。
こんな口腔アレルギーのアレルゲンとは何かというと、なんとそれはフルーツなのです。
特に梨や桃などは花粉症の人は要注意です、隠し味的に果汁が入っているだけでも引き起こします。
また、花粉症と同様に今まで何ともなかった人が突然発症し、その後はそのフルーツで必ず起こるようになります。
花粉の種類とフルーツの種類との交差反応による関連性も研究されており、どの花粉とどのフルーツが交差反応を引き起こすかがかなり正確に解っています。
製薬会社や病院のサイトにも最近では多くの「口腔アレルギー」に関する情報が載る様になってきています、花粉症の人は一度じっくりと見て予備知識を得ておいた方がよいでしょう。