2024年11月25日 10:00
新型コロナウイルスの脅威の終焉が見えない中、ついに世界中の医療機関が恐れていたことが起こってしまいました。
AFPの報道によると、2021年2月20日ロシアで初の新型鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型=強毒性新型鳥インフルエンザウイルス)が人から初めて検出されました。
その後も新種の鳥インフルエンザが次々に各地で検出されています、人から検出されたということは新型鳥インフルエンザがついに人型の新型インフルエンザに変異したということです。
WHO(世界保健機構)をはじめ各国の政府機関や医療機関が危機感を持って今後の対策対応に迫られています、日本は特に渡り鳥の季節には注意が必要です。
インフルエンザウイルスは空気感染します、ソーシャルディスタンスは無効化され知らないうちに感染するかもしれないのです。
さて、新型コロナウイルスパンデミックによって免疫や抗体といった言葉が世界中で使われるようになりましたが、正確に理解している人は結構少ないと思います。
同じ免疫システムですが何が異なるのでしょう?
そもそも人間には遺伝によって、生まれつき各種のウイルスや菌から守る為の仕組みが備わっています、これが「先天性免疫力」(基礎免疫力)です。
これに対して、一度感染する事によって次から防御できるようにする仕組みが「後天性免疫力」(獲得免疫力)であり、この因子を「抗体」と呼んでいます。
解りやすく言えば、先天性の免疫力の強さは防御力の強さであり、後天性の抗体は特定の外敵に対する攻撃力となります。
また、先天性の免疫力が強力であっても体調不良や他の疾病の対応で新たな外敵を防ぐことができないときもあります、こんな時には抗体が効果を発揮します。
したがって、完璧に防御するには双方の免疫力が備わっている必要があります。
ただ、先天性免疫力が強力だと発病せずに新たな抗体を次々に獲得していけるので、日頃から基礎免疫力を強力にしておくのが得策と言えます。
昔から効果が期待されている食品や漢方薬(薬膳茶や薬膳酒)を積極的に摂取して、身体を守る免疫力を強化させておきましょう。
ちなみに、昔から免疫力を強力にし体力を上げる食材として知られているのはニンニクとタマネギなどのネギ類です。
また、ショウガは口腔の殺菌と感染初期の解熱消炎に効果を発揮します。
エジプトでは、ピラミッド建築の労働者に報酬としてニンニクとタマネギが支給されたと記録されています、また近年の医学によってもネギ類の滋養強壮とショウガの殺菌及び解熱消炎の薬効性が認められています。