2025年1月27日 10:00
人類が誕生した当時の主な食べ物は肉類とナッツや果物でした、日本でも仏教伝来まではあらゆる肉が食されていました。
肉類では正肉は必須アミノ酸を直接取る事ができ、これは他の植物などから取れるアミノ酸に比べて肝臓への負担が20%以下と少なく肝臓が他の成分分解や解毒に専念できるため、身体には極めて都合よい食品なのです。
したがって夏バテや二日酔いには牛スープに塩コショウを加えればもってこいの薬にもなるのです、また正肉だけでなくモツ(内臓肉)も世界中で食されている貴重なタンパク源です。
ヨーロッパの多くの国ではモツ(内臓肉)のソーセージ(血入り)は家庭料理の定番メニューとなっています、中国ではモツは正肉よりも高価な食材でこれは取れる量が少ないという希少価値を認められてのことです、そして世界で最も多くの部位を食材としています。
モツ(内臓肉)は正肉と同様に必須アミノ酸、ビタミンA、ビタミンB群が豊富で脂肪分が極めて少なく、加えてミネラル分も摂取できるという実にヘルシーな食品なのです。
英語では「ファンシーミート」と呼ばれ、低脂肪、高タンパク、高ビタミンの健康食品として世界中に認められています。
特にレバーは上記の栄養素に加えて鉄分と葉酸が豊富でこれらは貧血症の造血薬に含まれる成分と同様です、新鮮なレバーは貧血気味の人にはお勧めの食材の一つです。
レバー+ニラ+タマネギの組み合わせで作るスタミナ炒めは栄養素的に実に理に適っており、まさにスタミナ料理と呼ぶに相応しい料理です。
栄養素的には上記のスタミナ炒めにニンニクと生姜を加えれば、売られている滋養強壮の漢方薬の成分とほぼ同じになり理想的な疲労回復と体力アップの料理となります。
少し前にはモツ鍋が流行しました、またモツカレーも大変人気がありました、昔からモツは「ホルモン焼き」に代表されるように人間にとって必要な栄養素がびっしりと詰まった食品なのです、他の野菜などとのバランスを考えながら是非週間メニューの一つに加えて頂きたい食材です。