2025年6月27日 08:00
東京ラボのベランダでカボスを育てています、実は昨年このカボスは地方オフィスの庭に植えたのですがアゲハ蝶の幼虫に葉を全部かじられて無残な姿になってしまったので今年の春に養生させるためラボに連れて帰ってきたのです。
この4月初旬のこと、驚いたことに昨年の秋に生みつけたのでしょうかアゲハ蝶の第一幼体が次々に孵化し、数日の間にまた出始めた新芽の幾つかをかじられてしまいました、虫眼鏡でくまなく探して3日間で計13匹の小さな幼虫を駆除しました。
よくアゲハ蝶を育てるためにレモンなどの柑橘系の木を育てている人がいるのですが本当に柑橘類の天敵はアゲハ蝶なのです、柑橘系の匂いを好むようです。
完全に駆除後には新芽がやっと開いてきて本来の姿を回復しかかっています、カボスなどの柑橘類は年間を通して葉を付ける常緑樹です、その常緑樹が丸坊主になったのですから今年は当然エネルギー不足で花芽を付けることもありませんでした。
5~6年生の苗ですから本来は昨年あたりに収穫できる果樹になっているはずなのですが虫害によって瀕死の状態で現在療養中なのです。
昨年無残にもアゲハ蝶の幼虫に丸裸にされ何とか新芽を出し始めた5~6年生のカボス苗
盆栽のように枝を剪定して樹形を整えるため針金で成形中
盆栽樹形の一つ「ほうき木」を意識して整えています