春から秋にかけてオフィスも農場も雑草があちらこちらで生えてきます、その度に刈っては草マルチとしてレイズドベッドの土の上に敷くのですがそれだけではとても処理しきれません、また冬は庭木や果樹の落ち葉が辺り一面に広がり処理しようもない凄い量の枯葉が集まります。
そこでこれらを有益な堆肥として利用できるようにコンポストをDIYで作り設置しました、これで春から秋の雑草や冬の落ち葉が春には堆肥として有効利用できるようになります、更には空きエリアに雑草類を積んでおくだけだと見た目も悪かったのですが外見的にも綺麗になりました。
春に設置して刈った雑草を入れておいたら何とこの季節は気温が高いのか1ヶ月で熟成し堆肥化していました、自然の力の凄さに驚きます、今後はオフィスなどで料理を愉しみますので野菜屑や残飯なども処理できます、各種のゴミが出なくて最高です。
もう一つ大きな問題が解決しました、それは果樹園の枯葉を放置しておくと冬の間に害虫の冬越しの住処となってしまい春に大量発生するのです、その問題もすべて一気に解決します。
オフィスの畑の隅に設置したコンポスト
雨で水分を得られるようにオープンタイプにしました
1ヶ月でどんどん雑草類が堆肥化します

上手く機能することが解ったので農場の畑にも設置

果樹園にも落ち葉を堆肥化させようと設置
昨年の冬は落ち葉が果樹園を埋め尽くしていました

地方オフィスの実験用畑に有益菌を最大限活用できる新案のレイズドベッドを2個作って実験開始したのが昨年の4月中旬でした、そして約10ヶ月かけて栽培実験を行いながら個数を徐々に増やしていきました。
3月上旬に当初の計画の10台を大幅アップしてスペースぎりぎりの16台を設置完了しました、また実験果樹園のある農場から不要な木の伐採で出た丸太を蒸発防止などを兼ねてガーデンのようにレイアウトしてみました。
今後、この16台の実験レイズドベッドに加えて果樹園のある畑などにも20台ほどを設置して各種の実験を開始したいと思います、そしてこの記録は実績として将来大いに役立たせようと考えているのです。
10ヶ月かけて完成した実験栽培用のレイズドベッド<2026年2月28日>
当初計画の10台を大幅アップの16台を設置

畑の中に放置栽培を効率よく行う目的でレイズドベッドの枠を自然木で作成しセッティングしました、このレイズドベッドというのは所謂花壇のように栽培エリアを上部に上げた形を言います、このようにすることで手入れや収穫作業が楽になるのです。
また無農薬&無肥糧を実践するためにこのレイズドベッドの中に大量の緑肥を入れています、緑肥というのは自然の木片や枯葉などで分解熟成することで炭素が窒素に置き換わり肥料を与えなくても自然に窒素が供給されることを狙っています。
尚、糸状菌や放線菌が活性化するように大きさを計算してこのサイズにしています、更には横に5mmほどのスリットを設けて酸素が土壌に取り込まれるように考えました、何度も実験を繰り返して最適な方法が確立出来たら書籍化したいと思っていますので詳しいことは徐々に発表していきましょう。
来るたびに1つずつ設置して期間を置いて植栽していきます
実験結果次第になりますが最終的にはこれを16個設置する予定

水耕栽培キットを使うと水耕栽培を手軽にできますが栽培の量に限りがあるのと、1クールづつ全部セットして次の栽培を最初から開始する必要があり連続して栽培を行うことができません、したがって水耕栽培キットで常に野菜を収穫しようと思うと4セットほど必要となります。
そこで本格的に水耕栽培を行おうと思う人向けにナローバンドLEDの光を有効活用できるグローテントの使用をお薦めします、ただし設置場所に加えて作業場所も確保しようと思うと最低でも2畳ほどのスペースが必要ですのでスペースに余裕が無いとできません。
これを使うと半水耕栽培でニンジンやダイコンも水耕栽培できます、もっともこれを行うにはそれなりのノウハウが必要です。
葉野菜ならスポンジに種を植えて液体肥料に浸しておくだけで勝手に発芽し勝手に成長してくれます、あとは液体肥料の追加と収穫するだけでほぼ放置栽培できます。
各種の野菜をこれを使って栽培しました、順次それぞれのノウハウやコツを記事で紹介していきますので参考になれば幸いです。
ラボに所狭しと置かれたグローテント
思った以上にスペースを取られます。

グローテントの内部
植物育成用ナローバンドLEDパネルを2基使って各種野菜を水耕栽培の放置栽培中
右は二十日ダイコンで左はルッコラ

二十日ダイコンはちょっと形は悪いけどしっかりカブになってます

水耕栽培を手軽に始められる水耕栽培キットが20年ほど前から市販されています、発売当時は10穴ほどで3万円もしたものが現在では12穴の装置で1万円以下でも購入することができます。
装置としては植物育成用LEDライトと根腐れ防止の水中ポンプが付いておりボタンで全て設定できますので操作は簡単です、ただし詳しい育成用の説明書は付いてないのでカット&トライで工夫しなくてはいけません。
手軽とは言うもののコツを掴むまでは立派な野菜を育てることは難しく最初はなかなか発芽しなかったり徒長してヒョロヒョロした野菜になってしまいます、何事も経験しながら学んでいくということでしょう。
コツを掴めば種を植えて2ヶ月目ごろから収穫でき毎週のように育てながら収穫できます、ただし楽しみながら野菜を育てるという気持ちであれば充分に機能しますが収穫を期待すると初期費用すら回収できずに期待外れに終わります。
種を植えて2ヶ月目の状況

3ヶ月目に入ると成長著しく毎日葉野菜が収穫できます

いろいろ実験してみましたが、上手くいく野菜はチンゲンサイ・ルッコラ・サンチュ・サラダ菜などが失敗が少ないと思います、意外やレタス類は上手く育ちません、勿論のこと葉野菜以外は栽培できません。
この他に液体肥料や交換用の専用スポンジなど思った以上に費用がかかります、育てて楽しみながら新鮮野菜を食べるという愉しみを味わうならよいのですが、野菜を安く手に入れたいという人であればお薦めできません。