2022年12月31日 08:00
商談しているときに「えっ、そこ?」という感覚が走ることがあります、本来考えなくてはいけないことを他所に細かな枝葉だけを考えては外見的な事に気を取られてしまっている経営者を多々見受けます。
経営に重要なのは実行ではなく方針と戦略の決定です、もっと言えば「やるのやらないの?」が肝要なのです。
絵に描いた餅を「美味そうだ、不味そうだ」と幾ら議論してみても所詮絵にかいた餅は食べれません、つまり肝要なのはどうようにやるかではないのです。
経営とは「獲らぬ狸の皮算用」の話しではないですが、まず狸を捕まえることが先決でありどうするかは捕まえてから考えることです。
やるのか否かを先に決め、やるなら後に細かい事項に関してどうするかを考えてほしいものです、逆にやらないのならこの話しは無かったことにして全てを忘れることです。
「調査や質問の回答を待って決めたい」、これが冒頭の「えっ、そこ?」という感覚なのです。
提案者に結論を待たせた揚句やると決めたとき、提案者は他社と既に契約していたらどうします?
だいたい上手くいかない人は枝葉を先に考え結論を保留する人です、そして絶好のチャンスを与えられているにも関わらず自ら放棄してしまうのです。
「ビジネス嗅覚」とはビジネスに対する肌感覚です、そして統合されたビジネスマインドが勝敗を決めてしまいます、常に磨きあげておくことが成功へのショートカットだと思います。