2022年12月23日 08:00
何事にも兆候というものがあります、長年経営を行っていると危ない会社の兆候が解るようになります。
危ない会社の兆候を幾つか上げてみましょう。
1.経営者と連絡が取れなくなる。
何度留守電を入れてもメールしても返事は一切なし、緊急の資金調達やら取引先への対応でてんてこ舞いなのでしょうか?
2.社員が次々と退社する。
正常な退社なら取引先などに挨拶するはずですが突如として行方知らずになる、多くは給与未払いや経営陣との関係悪化によるものと推測できます。
3.付き合いが悪くなる。
以前は食事や飲みに快く応じていた人が突然付き合いが悪くなったら要注意です、外部の人に会いたくないという理由は明確です。
以上はほんの基本的な事項ですが、これらのうち1つでも該当すれば充分に危機的状況にあると見ても間違いはないでしょう。
同時多発的に発祥する悪い噂や社長の付き合う人脈がコロコロ変わるなど、大小の変化は必ずその裏に何か根本的な問題があります。
平穏で上手くいっているときは企業も人もステイディ(安定)なのです、企業や経営者に変化が起きているということは急成長段階か危機的状況かの陰陽何れかなのです。
状態は陰陽異なりますが、短時間に仕組みや人が変わればそこには多くの将来への時限爆弾が知らないうちに生まれているのです。
この時限爆弾を早期に発見して排除できるか否か、どのような状況下でも経営者の危機察知能力と決断力は事業と社員を守る為には必須な能力と言えるでしょう。