2022年11月 6日 08:00
「人間臭ささ」を売りにした経営者がいまだに存在していることには少し驚きます、社員の不満や提案に本音を言わずに「解ってる、何も言うな」と言って抑えてしまいます。
本人は器の大きさを示しているのかもしれませんが、今の時代にこんな説得で納得する社員は皆無だと思います、社員だって生活が有ります、安い給料でも黙って経営者に付いていく人などいません。
バブル経済期は何もしなくてもお金が回っていた時代です、取りあえず社員になっていれば贅沢な生活ができた時代です、経営者の人間性を意識せずに理不尽な事でも笑顔で応えられていただけなのです。
でも現在は平均年収は当時の半分です、ギリギリの生活水準で頑張っています、その状況下で尊敬できない人の下ではやっていけないというのが本音ではないでしょうか。
時代錯誤経営者の多くは「社員に良くしてやっている」と言い放ちます、どうでもいいのですが良くしてもらっているかどうかは社員が評価することであって経営者が自ら言ってはお終いです。
更には不満話しにはまともに話しを聞いていないのに最後に握手を求めてくるのです、握手は「肯定の強要」であることをもっと意識した方がいいでしょう。
私はこういう経営者には極めて厳しい言葉を投げ放ちます、「そろそろ目を覚ました方が良いですよ!」と。
何時の時代もいるのです、僅かな売り上げにも関らず天下を取った気持ちになってしまう「嗚呼、勘違い経営者」が、経営者は「何をしても社員の生活を守る」という約束事が最低限のルールなのです。