2022年10月11日 08:00
「底が見えない」状況は多くの場合に恐怖に変わります、たとえば自然界では川や湖の深さ、経済界では株や債権の暴落時があります。
人に対しても同様で、付き合いが深まるにつれ話の内容も徐々に突っ込んだ内容になっていきます。
「あの人ならこの程度だろう」と思って話していると新たな情報が出てくる、そしてその情報が限界かと思うと更にその先の情報が出てきて、次から次へと業界人でさえも知らない情報が飛び出してきます。
このような場合も「底が深い」または「底なし」などという言葉を使います、専門的で非常にニッチな話題や情報もそうですが、カテゴリーに関係なくそうだとしたら「底の深さ」に加えて「幅が広く引き出しが多い」となり更に大きな人に思えてきます。
どんな話題にでもついてこれて、更には専門的かつ高度な情報を持っている人と話しをしているとどんどん引き込まれていきます。
これが実体験から来ているものであればもう返しのしようがありません、その人の前では下手な理論も理屈も当然見栄も何もかもが通用しません。
通用するのは真の体験とオリジナルな情報だけです、一切の営業トークもごまかしも通用しません、会うたびに底知れない恐怖の対象になります。
これは自分自身がまだ未熟な証拠なのです、こういう人を避けるのでなく積極的に自分に取り込むことこそが肝要なのです。
最初は馬鹿にされるのかもと背伸びしているとそれさえも見抜かれてしまいます、あくまでも正直にそして利害関係ではなく人間性で付き合うようにすれば強力な味方になってくれるでしょう。
何故ならこういう一見理論的で計算できる人ほど多くの実体験を通して情報やノウハウが蓄積されています、こうした情報の多くは人間くさい付き合いから得てきている場合が多いのです。