2022年9月26日 08:00
最近妙な事を言う人が多くなっています、それもほとんどが同じことを言うのです。
例えば家賃などの経費算入比率の問題や請求権の時効の問題などにおいてです、これらは税法や民法上で正確に定められているもので、人によってマチマチの数値が出てくるのはおかしな話なのです。
これらの情報はいったいどこから齎されるのかと確認すると、「友人がネットで調べてくれた」というもので、これもみんな同じことを言います。
ネット上に実名も出さずに投稿されている情報ほど危険なものはありません、税理士でもなければ弁護士でもない人が、自分勝手に解釈して出しているのか実にいい加減としか言いようがありません。
勝手な情報をばら撒くのは問題ですが、その結果何が起きてもその責任を取る人が誰もいないということのほうが極めて重要な問題です。
説明して納得してもらえる人はまだ良いほうで、その曖昧な情報を信じ切ってしまって自分勝手な経営活動を行っている人もいます、決算間近になり慌てて連絡してくる人も少なくありません。
この数年、人々は自分で疑問を持って調べ自分でしっかり理解してから各種の行動を起こすことをしなくなってきているように思います。
曖昧な情報に踊らされては失敗を続けています、時には知らずのうちに法律違反まで犯している場合もあります。
その要因の多くはネット上の根拠のない情報に他なりません、思い付いたらネット検索、考える前にネットが答えを教えてくれる、そしてそれを信じて行動してしまうのです。
スマートフォンのOSである「アンドロイド」、その本来の意味は「人間の形をした人工知能を搭載したロボット」という英語です。
スマートフォンが人間の形をしているわけではありません、したがって裏の意味は「アンドロイド」搭載のスマホが頭脳で扱う人が機械という、未来の人工知能に奴隷化された人間の姿を皮肉ったものです。
政治に経済に、スマートフォンにより考えなくなった人間は影の何者かの都合で知らないうちに操られている、そう考えるのは決して不自然でも何でもありません。