2022年9月11日 08:00
一度に怒涛の如く押し寄せていた案件や新事業推進上の業務が落ち着いてくると、誰しもどこか温泉地にでも行ってのんびりしたくなると思います。
ところで人はなぜ旅に出たいと思うのでしょうか、今までと違う生活環境と時間の流れ、そんな中にしばらく身を置くとそれまで見えなかったものが見えてくることがあります。
旅ではありませんが海外出張の時などは、数日間で偏った思考がリセットされることは多々経験しています、そしてまた何もなかったように帰国して現実に戻ります。
その時に毎回思うのが「やっぱり地元が一番落ち着く」、こんな気持ちが素直に出てきます、つまりこれじゃないでしょうか。
「人は自分の環境を再確認するために旅に出る」、経営も事業推進もこれと似ているように思えてなりません。
自分の置かれた環境、日々同じことの繰り返しで面白みはないかもしれません、でもきっとそれが本来の居場所であるホームなのではないでしょうか。
旅は気付いたら現実に戻るに限ります、そこで戻らなければそれは旅ではなくなります、それが蒸発とか逃避というものなのでしょう。
私も過去何度もあります、旅先で「この地に住もうかな?」なんて考えた事は数え切れないほどです、でも妄想を振り切って結局のところは戻ってきます、だから今があるのです。