2022年8月 9日 08:00
スポーツを見ていて感じていることの一つに「番狂わせ」というのがあります、「心身共に今までで一番充実しています、」という心強い言葉を残した選手が初戦敗退、逆にノーマークで「調子はイマイチ」と気弱い言葉の選手が突如として優勝することもあります。
私は、代々剣術の家系に生まれた宿命なのか5歳から剣道を教えられ数々の試合に出てきました、そして自分も同じようにこういうことは珍しくないことは経験を通して解っています。
ビジネスでもそうです、事業年度開始直後に最終的に黒字決算を決めてしまうような超特大の商談が決まりかけたとき、何故か「何か上手くいき過ぎるぞ」と妙に慎重になるときがありました。
しかし終わってみると契約締結まで進んでいます、そして見事に大きなトラブルも無く完了しその期は見事に大幅黒字決算で終えることができました。
逆に、充分な調査と充分な準備で「間違いなく取れる」という案件がなかなか決まらず、結果的に長期間振り回されて何も得ずに終わってしまったなんてことも多々あります。
何事も技術や能力に加えて心身の状態は重要です、しかし結果はそれだけではないように思えてきます。
目に見えない何か大きな力の存在が確実にこの世にはあるのです、「運」という人、「流れ」という人、「心」という人、いろいろ感じる人もいるでしょうがそう単純なものではないと思います。
私は、それが何であるかはいまだに解りません、ただ現実として事実は事実であり存在は認めざるを得ないと思っています。